この記事では、惰性や情で続けている恋愛の見直し方を解説しています。後悔しないための考え方を理解すれば、より良い恋愛関係を築けるようになります。ぜひご覧ください!
それではどうぞ。

好きで付き合っていたのに、いつの間にか惰性でお付き合いをしているカップルって意外といるよね。

私の周りにも複数いるよ。
なぜお別れしないんだろうと思っているけどね。

同感だよ。
でも、カップルには外から見て分からない事情があると思うんだ。
一度好きになって付き合ったは良いものの、月日が経ち今は冷めかけているけど、別れるまでもないと考えて惰性でお付き合いを継続したり、別れを切り出すと相手が可哀想だと思い、情が捨てられずそのままお付き合いをしている方は多いです。
それで自分が納得しているのであれば良いですが、現状や将来を考えた時に「このままで良いのかな?」と少しでも思っているのであれば、惰性や情でのお付き合いをやめたほうが良いかもしれません。
後から後悔したとしても、惰性や情でお付き合いしていた時間は返ってきませんし、その時間を別の恋愛に当てられず逃してしまった恋愛のチャンスも取り戻すことができません。
今一度、「その恋愛が自分のためになっているか?」、「時間を無駄にしていないか?」をよく考えてみてください。
この記事では、「惰性や情で続けるお付き合いのメリット・デメリットから止め方」について僕の周りの意見も含めて書いていきます。
・惰性や情で付き合ってしまう理由
・惰性や情で付き合ってしまうカップルの特徴
・惰性や情で付き合うメリット・デメリット
・惰性や情での付き合いをやめる方法
惰性や情で付き合うとはどういう状態?
長く続いているカップルが、お互いあるいはどちらか一方が相手に対する愛情が無くなったにも関わらず、相手に情が湧いてそのままお付き合いを続けてしまうことがあります。
この場合は以下の複数のパターンが考えられます。
- 相手に対する愛情は無くなったけど、相手からの愛情を感じるから別れを切り出せない
- これほど長く付き合えたということはどこかしら相手の魅力にはまっていたということだから、今別れて後悔はしたくない
- 特に付き合いたい異性はいないし、別に相手のことを嫌いになったわけではないから、このままの関係を続けよう
このように、相手に対する愛情が無くなったことが共通点ですが、情が湧いたり、特に別れる理由が無かったりという理由が惰性でのお付き合いにつながります。
基本的に、情が移るようになるのはお付き合いしてから数か月ではなく、数年単位で継続した場合が多いです。
そのため、付き合い始めるきっかけが情であることは非常に少なく、もしあるとしたら、以下のような場面です。
- 長年好きでいてくれていた人が何度も告白してきた結果、断る理由が無いから付き合った
- 異性の幼馴染が密かに自分に思いを寄せていたことを知っていて、いつまでも自分以外の恋人を作る気配が無かったから付き合った
このように特殊な環境下でのみ起こりうることです。

惰性でお付き合いを継続するのは意味が無いように見えるけど、実際には多いんだよね。

私の友達も長く付き合っていた彼氏に冷めたけど、しばらくの間はお付き合いを続けていたよ。
なぜ、惰性や情で付き合ってしまうのか?

恋愛経験が少ない人や物事をうやむやにせず、はっきりさせたい人にとっては、惰性や情でのお付き合いは許せないし、理解できないと思います。
しかし、恋愛感情は無くなったものの、一緒に過ごした時間や思い出がある以上、どうしても情が湧いてしまい、別れを考えている時にも情が邪魔してしまうのです。
はたから見ると惰性で付き合わずに、別れた方が2人の今後のためだと思う人がいるかもしれません。
また、他の人がお付き合いしている2人の内の彼氏側が好き、彼女側が好きとなった場合はだらだらとお付き合いを続けていると、良く思われないどころか、「早く別れて自分にもチャンスがほしい」と思われることがあります。
しかし、惰性で付き合っている2人には、そう簡単に別れられない理由があるのです。
また、心のどこかでは別れたほうが良いとは思いつつも、別れるきっかけをなかなか掴めないため、本人たちにもどうすることもできない状態になっていることが多いのです。
そんな別れられない理由を詳しく見ていきます。
恋人がいる状態が当たり前
一度恋人ができてしまうと、一緒に過ごすのが当たり前、ご飯に行く時も遊びに行く時も2人一緒なことが多いので、お別れしてしまうと、その状況が一変して、過去のものになってしまいます。
今まで恋人がいたことがある方は分かると思いますが、恋人がいる状況が当たり前な日々を経験してしまうと、恋人がいない状況に耐えられません。
そのため、すぐに寂しくなってしまい、異性を求めてしまうことになります。
しかし、今の恋人と別れてもすぐに次の恋人ができるわけではないし、できたとしたら付き合っている期間中の浮気を疑われたり、軽い人だと思われたりと何かと不利に働いてしまいます。
そのため、たとえ今の恋人への愛情が無くなり、冷めたとしても別れた時の未来を想像して、次の恋人ができるまでの喪失感や肌のぬくもりを感じられない寂しさを経験したくないため、別れる決心を付けられないのです。

仮にでも今まで好きだった人であり、気持ちが冷めたからと言って今までの楽しい思い出が消えるわけではないから、なぜか引き留められるんだよね。

別れた瞬間は寂しくないけど、時間が経つにつれて、相手のことを思い出すんだよね。
別れる理由が特にない
情が湧いてくるほど付き合いが長いカップルは相手に冷めたからと言って、「冷めたから別れてほしい」のように自分勝手な気持ちを別れる理由に持ってくることはできません。
今まで長く付き合ってきた相手だからこそ、別れる時にはお互い納得できる理由を求めてしまいがちです。
お互いが相手に冷めている場合は、単純な理由で円満に別れることができますが、どちらか一方が好意を持っている場合は、相手が納得するお別れの理由を提示することは難しいです。
これはお付き合いする期間が長ければ長いほど難しくなり、もし、相手が結婚を考えていたのなら、すぐには受け入れてくれないし、そんな相手を見てさらに情が湧いてくるため、別れづらくなります。
ですので、「浮気をしたから」や「遠距離になって会えないから」のように双方納得できるだけの理由が無い場合には、惰性でのお付き合いを続けてしまうことがあります。

お付き合いが長くなるということはそれまでの間、問題なく過ごせていたわけだよね。
だから、気持ちが冷める以外に別れる理由が見つからないよね。

相手がやってはいけないことをしたとか、物理的にお付き合いの継続が難しくなったとかの理由があれば、仕方がないとはなるよね。
このままでも良いと考えている
長くお付き合いできたということは、その間に相手に感じる不満が許容範囲だった、不満があったとしても安心感や信頼感が不満を上回ったのように、心地よく過ごして来れた何よりの証拠です。
どちらかが我慢する生活を送っていても、忍耐強ければ長くお付き合いできますが、日常生活の中で相手へ不満をぶつけてしまい、喧嘩ばかりしているはずです。
そんなカップルは情が湧くはずありませんので、とっくの昔にお別れしているはずです。
心地よくお付き合いしてきたカップルは相手への気持ちが冷めただけであって、特に不満もないしこのまま付き合っていても良いかなと考えてしまうことがあります。
相手への愛情が無くなったことは事実ですが、別に嫌いになったわけでもない、なんなら異性としては何とも思わないけど、人としては好きという状況のはずです。
そのため、自分から別れを切り出す理由も必要も無いと判断してしまうことがあります。
将来のことをよく考えるようになると、この考え方は変わる可能性が高まりますが、特に将来を考えていない時期には起こりがちです。

人として好きなことと自分のことを誰よりも理解してくれているからこそ、手放したくないんだよね。

自分の一番の理解者ってだけで、特別で離れると後悔するかもと思ってしまうからね。
別れを切り出す勇気が出ない
お互いの気持ちが冷めた状態で、なんとなくどちらも恋人のような雰囲気にならないようであれば、普段の何気ない会話の中で「この関係を続けてもお互いにとってメリットが無いから、お別れしない?」のように言えます。
しかし、自分から相手への愛情は無くなったが、相手から自分への愛情をひしひしと感じていると、情が湧いてきます。
そのため、別れを切り出すのに勇気が必要ですし、傷つけたくないという思いが強くなり、別れを切り出せなくなるのです。
また、考え方によっては、「これほど長くお付き合いできる人は他にいるのかな?」、「こんなに自分のことを好きになってくれる人は他にいるのかな?」のように、自動的に希少性の原理が働き、別れが惜しくなることもあります。
なぜなら、長いお付き合いの中で、自分の良いところや悪いところなどいろいろ知ってくれ、それでも一緒にいてくれたということは自分の悪いところを受け入れてくれたからです。
自分の素を受け入れてくれる相手は特別だし、別れた後に結局後悔した未来を想像してしまうため、明確な回答を出せずに、惰性でお付き合いしてしまうことになるのです。

ともに苦楽を過ごしてきた間柄であれば、何でも言い合えるけど、お別れは別物だよね。

相手の悪いところを指摘する時とまた違った勇気が必要だよね。
リア充アピールをするため
今はSNSが発達したことで、気軽に別のカップルの状況を知ることができるし、自然と目に入る機会も増えました。
今まで恋人がいないことを何とも思っていなかったとしても、別のカップルが楽しそうにしている姿を目にした瞬間に劣等感を抱いたことがあると思います。
今では恋人がいて且つリア充であることが、一種の優越感になり、周りからも羨ましがられるため、悪い気はしません。
また、長くお付き合いしている恋人がいることで以下のメリットもあります。
- 恋人がいるということは他の人よりも魅力があるのではないかと思われる
- もう手に入らないかもしれない存在だと思われ、自分の価値が上がる
- 性格が良く、一途のように他人の中で勝手に解釈されて、自分の内面が評価される
恋人以外に他に好きな人がいる場合は別ですが、そうではない場合は上記のメリットを崩したくないために、惰性での付き合いを受け入れてしまうことがあるのです。

恋人がいると以前よりも持てはやされるようになったよね。

恋人がいて、リア充だと他の人より人生を楽しめている感覚になるからね。
惰性や情で付き合っているカップルの特徴

惰性での付き合いだと分かっているカップルもいますが、惰性で付き合っていると気づいていないカップルもいます。
もしかすると、近しい友人やいつも恋愛相談をしている人はあなたが惰性でのお付き合いをしていると分かっていても、気を遣って言っていないだけかもしれません。
惰性でのお付き合いが長くなってくると、本人たちだけではなく、周りから見ても気持ちが冷めていると分かりやすい変化が見て取れるようになります。
惰性でのお付き合いはこれから説明する10項目に当てはまっている数が多いほど、確定に近づきます。
自分が惰性や情でお付き合いしているかどうかをチェックしてみましょう。
ドキドキがない
付き合いを始めた当初は相手の行動や仕草などにドキドキさせられていたけど、いつの間にかそのドキドキが無くなることがあります。
その状態のままお付き合いを維持していると、惰性でのお付き合いになっている可能性があります。
しかし、お付き合いが長くなればなるほど、相手にドキドキしなくなるものであり、この現象を避けては通れません。
ドキドキしなくなった代わりに安心感や信頼感を感じるようになった場合は、単純に「好き」から「愛情」に変わっただけなので、惰性とは全く関係ありません。
大事なのは、ドキドキが無くても、相手のために何かをしてあげたいと思い、そのための努力を惜しまずにやれるかがポイントです。
そう思えるのであれば、長年の付き合いによる慣れの部分が多くなってきたと言えます。
しかし、ドキドキもしなくなったし、相手のことを考える時間も減ったなどが重なると惰性でのお付き合いの可能性があります。

恋愛経験が浅い内は、ドキドキしてこそ好きだという証拠だと思ってしまうけど、さらに段階が上がると、ドキドキしなくても好きに変わるんだよ。
デートしたいと思わない
本人は気づいていなかったとしても、惰性でお付き合いをしていると今まで楽しかったデートすらしたいと思わなくなります。
これは気持ちが冷めたことにより、相手への興味関心が薄まったことが関係しており、わざわざ自分の時間を調整してまで会いたいと思わなくなります。
そんな中、相手がデートプランを完璧に考えてくれていたら、そこまでしてくれたという情でデートに付き合ってしまいます。
また、たまたま予定が空いていた場合は、暇を埋めるためにデートに付き合います。
判断ポイントは自分から積極的にデートに誘ったり、デートプランを考えたりすることが面倒と感じ、やりたくないと感じるかどうかという点です。
もし、このような兆候が出始めているのであれば、愛情ではなく、情でお付き合いをしているかもしれません。

デートしたくないと思ったら、惰性でのお付き合いを疑ったほうが良いね。
相手のために時間やお金を使おうと思わない
人により差は有れど、時間は全ての人に与えられた自由に過ごすことができるかけがえのないものであり、お金は必死に苦労して働いた結果得られた対価です。
自分のために使うのは許せても、他人のために使うとなると時間やお金を使ってもかまわないと思える人以外には使いたいと思いません。
時間の使い方で自分の人生は変えられるし、自分のストレスや時間を犠牲にした代わりに得られるお金は何物にも代えがたいです。
もし、ある日を境に恋人に時間やお金を使いたくない、それよりも他のことに使いたいと思うようになったら、惰性でお付き合いしているかもしれません。
また、相手をデートに誘っても時間を空けてくれなかったり、全くお金を出す気配が見られなかったら、愛が消えて、情で付き合ってもらっていると思って良いです。

自分が納得できる空間が過ごせるからこそ価値があるけど、その価値が無くなれば、渋るのも無理はないよね。
我慢することが増える
相手への愛情があると、多少のことは受け入れ、それでも気になることや嫌だと思うことは相手のためを思って指摘して、一緒に改善していこうと思う傾向にあります。
また、2人で協力して改善しようと努力することで、お互いが我慢せずとも過ごせる関係性を構築できていたはずです。
しかし、相手への愛情が無くなってしまうと、自分の行動が相手からどう思われるかを気にしなくなるため、今まで努力して改善してきたことでも、努力する前の状態に戻ることがあります。
また、今までは何とも思っていなかった相手の行動にも、うっとおしく感じるようになることがあります。
この感じ方の変化は全て相手への愛情が減ったことに起因するもので完全に自分のせいであり、相手に変化を求めることは筋違いなため、我慢するしかない状況が生まれるのです。
そのため、喧嘩にならないような些細なことでも、衝突が増えてしまいます。

まだ我慢できている内はまだましと思うね。
我慢できなくなった時が怖いね。
用が無いと連絡を取らない
愛情があったころは普段の何気ない「おはよう」や「おやすみ」という挨拶から「ここのお店美味しかったから今度一緒に行こう」などたわいもない連絡を取り合い、楽しく過ごしていたはずです。
しかし、愛情が無くなると相手への興味関心が無くなるため、相手が今何をしていて、何を考えているのかどうでもよくなり、それが連絡内容にも現れるようになります。
その連絡内容の変化とは、何気ない普段の会話だけが無くなり、相手との事務連絡だけになるなど、必要最小限の連絡で済ませるようになります。
また、たまに気分が乗って特段内容が無い連絡をしても、既読無視されたり、返信間隔が空いてしまったりと相手の反応に分かりやすい変化が現れます。

LINEって気軽にできるけど、実は相手によって差がつきやすいんだよね。
会っている時は相手もあなたに合わせないとと思い、多少無理をするけど、LINEになると相手との関係性がそのまま返信頻度や返信内容に出るからね。
いつの間にか恋人の話をしなくなった
恋人に愛情がある内は、どんなことでも楽しく思い出に残るため、親友や家族についつい恋人の話や相談事をしてしまいます。
また、恋人にさらに気に入られるために、アドバイスを求めることもあります。
恋人についてあれこれと話しているだけで、その時間すらも愛おしいのです。
しかし、恋人に愛情が無くなると、興味関心が薄くなるため、どうでもよくなってしまい、親友との会話の中でも自分から恋人の話はしなくなります。
正確に言うと、話したい内容の中に恋人の内容が無い、選択肢にも入ってこない状態になります。
「最近恋人とはどうなの?」と話題を振られたら思い出す程度であれば、惰性でお付き合いをしている可能性があります。
もちろん親友側から聞いた時は応えてくれますが、自分から積極的にはしなくなる点がポイントです。
自分の自慢の恋人、誰かにこの幸せを共有せずにはいられないといった感情が無くなるゆえに起きてしまう変化なのです。

自分でも分からないかもしれないけど、今まで恋愛相談していた人や親友には気づかれやすいよね。
相手の行動に興味がない
愛情が無くなると、恋人関係にあったとしても相手の行動に興味が無くなります。
今まで関わる回数が多かったのに、最近減ってきたな、恋人のことを考えなくなったと感じたら、惰性でのお付き合いになっている可能性が高いです。
相手の行動に興味が無くなると以下のようなことが起こります。
- 連絡頻度が少なくなる
- 相手が異性と遊びに行くと聞いても何も感じず、許すようになる
- 恋人より友達を優先するようになる
- 記念日を忘れたり、蔑ろにしたりする
また、相手を気遣う気持ちが欠落するようにになるため、何の報告もなしに異性の友達と2人で遊びに行きその様子をSNSにもアップしたりするような行動も見られるようになります。

相手のことが好きだったら、間違いなく相手の行動が気になって仕方がないからね。
気遣いすらされなくなったら、相手は本当に冷めていると判断できるね。
特別な日でも一緒にいなくなる
クリスマスなどの特別な日は仕事で忙しくてどうしようもならない、遠距離でどうしても都合がつかないなどの例外を除くと、恋人と一緒に過ごすというのは定番です。
しかし、そんな日でも仕事の予定を入れたり、友達との予定を優先したりと、恋人が第一優先ではなくなります。
また、愛情を伴ったカップルは記念日などに近づくにつれて、一緒に何をしようか、どんなプレゼントを渡せば喜んでくれるかを考え、ワクワク感が高まっていくものです。
しかし、惰性で付き合っていると今まで特別だったはずの日が普段と変わらない何でもない日に変わってしまいます。
2人だけの特別な日に対する優先順位が下がると危険サインです。

惰性でのお付き合いが長くなってきたら、当たり前のように相手に合わせなくなるからね。
新しい出会いを求めている
惰性でお付き合いをしていると、一応恋人という存在はいますが、本人たちにとっては恋人がいる感覚にはなりません。
場合によっては、仲の良い異性の友達くらいの認識になることもあります。
そのため、今の状況を変えてくれ、自分に刺激を与えてくれるような異性との出会いを求めることがあります。
また、相手にも恋人を探しているような行動が発覚したとしても特に何も思わなくなるのです。
いずれも相手への興味関心が薄れていることによる影響です。

恋人に特別性を感じなくなるから、それを埋めてくれるような新たな出会いを探すことがあるよ。
コミュニケーションが不足している
惰性でのお付き合いを続けていると、本人たちはそれほど違和感を感じませんが、周りから見ると恋人通しの楽しそうな会話や雰囲気が見られないため、直ぐに気づきます。
コミュニケーションが不足する原因は相手に対する興味関心が無くなるからです。
そのため、相手に自分のことを話したいと思う気持ちが弱まり、自分の情報を伝える必要性が無くなったり、相手のことを知りたいと思わなくなったりするため、2人きりで居ても話題が無くなってしまうのです。
愛情があったころは、どんなことでも報告しあい、一緒に喜怒哀楽を共にしていたと思いますが、それすらも無くなってしまうのです。

一緒に居てもスマホを見る場面が増えるよね。
たまに会話が全くないカップルを見るけど、惰性で付き合っているのかな…
自分はきっちり愛情を持っているけど、相手は惰性や情で付き合っていると判断するポイント
今から「自分はまだ相手に対して愛情を持っているけど、相手はもしかすると自分と惰性で付き合っている可能性があるかもしれないと思った時に確認すべきポイント」について書きます。
自分が相手のことが好きでも、相手があなたに冷めてしまっていては、行動を共にしていたとしても感じ方が異なるため、2人の間の感情の差が生まれ、2人きりで過ごす時間を楽しめなくなります。
また、あなたに合わせて、我慢しているかもしれません。
気づかない内は幸せですが、次第に自分の想いと相手の想いの差を感じることになるため、現状相手からどう思われているかは把握しておいた方が良いです。
そうでは無いと、ある日突然相手があなたのことを好きでは無く、惰性で付き合っていたと知った時にショックを受け、傷つくことになります。
惰性でのお付き合いは相手に冷めてしまうことがポイントで、倦怠期と同じような現象が起こるため、一時的なものなのか、継続的なものなのかの判断が必要です。
特に相手が女性だった場合、一度冷めた気持ちは戻りにくいため、別れる選択肢しかなくなるかもしれません。
相手に以下の行動が見られた場合は、相手は惰性で付き合っている可能性がありますので、当てはまっていないかチェックしてみましょう。
- 親身に相談に乗ってくれない
- 予定がなかなか合わない
- デートの計画をしてくれない
- 嫉妬してくれない
- 愛情表現がない
- 記念日に特別なことをしてくれない
これらの行動に当てはまっているものが多ければ多いほど、惰性で付き合っている可能性が高まります。
このような自分に対して何もしてくれない、合わせようとしてくれない、異性を匂わせたときに一切嫉妬したような表情や感情を見せない場合は、ほとんど確定と言っても過言ではありません。
惰性や情で付き合うことのメリットとデメリット

お付き合いが長くなり、相手に情が湧いてくると、別れを切り出せずに惰性でお付き合いを継続してしまいがちです。
本人たちはそれで良いと思うかもしれませんが、親友や家族に相談した際には、別れるべきという意見が多いと思いますし、僕も経験上、惰性でお付き合いを続けることにはデメリットの方が大きいと考えているため、別れた方が良い派です。
理由は様々ありますが、一番は惰性でのお付き合いした期間を後から振り返ると実にならない空白の期間となり、後悔することになるからです。
しかし、メリットが全く無いとは言えません。
これか、惰性でのお付き合いのメリット・デメリットについて見ていきますので、惰性でお付き合いしている方はお付き合いを継続するかしないかの判断材料にしてください。
惰性や情で付き合うことのメリット
曖昧な関係性が嫌な人、自分の意志が強い人、将来のことをしっかり考えている人は惰性で付き合うメリットを見出せないとは思いますが、視点を変えてみるといくつか出てきます。
良く考えないで決断した結果、今の恋人と別れて後悔することになるかもしれません。
特にお付き合いした期間が長ければ長いほど、本当に別れるべきかもう少し様子を見るかをよく考えないと、自分の心の支えを失うことになるかもしれません。
また、今の恋人がいることが当たり前の状況になっているため、いてくれることのありがたみが分からなくなってしまっている可能性がありますので、今一度、2人でいる時に新鮮な目で相手の行動を見ることをお勧めします。
これから惰性でお付き合いすることのメリットについて書いていきます。
一応、恋人がいることになる
恋人がいるという肩書だけで、恋愛面でも仕事面でもあなたの評価は変わってきます。
恋愛面でいうと、恋人がいる人は恋人がいない人より魅力的に見え、異性との接し方も日々上達していきますので、異性のことが分かり、今後の恋愛にも活きてくるようになります。
また、恋人がいる人はしっかりしているイメージがあり、安心して仕事を任せられたり、しっかりこなせると思われたりする傾向にあります。
恋人の有無で評価が変わるのは、最も難しいとされている人間関係をクリアしているかしていないかが大きなポイントです。
少なくとも恋人がいれば、最低限、人として必要な気遣いや人との接し方を兼ね備えていると判断されるため、自然とできる人という評価がついてくるのです。
また、同棲している場合は、家事一般を問題なく行っていると判断され、仕事もできるだろうと思われるのです。
結果的に評価されやすく昇進しやすかったりするのです。
安心して素を見せることができる
あなたが恋人に対する気持ちが冷める前は、嫌われるような行動を隠して、良く思われようと多少取り繕っていた部分があったはずです。
それが原因でストレスになっていたり、嘘の自分を演じることにもやもやしたりすることがあったはずです。
しかし、愛情が無くなると、相手に好かれようと嫌われようとどうでも良くなり、理想の自分を演じる必要性が無くなるため、自分のありのままの姿を堂々と見せるようになります。
今までは親友や家族などごくごく一部の人にしか見せなかった本当の自分の姿を相手が嫌がらず、受け入れてくれることで、愛情は消えたけどまた違った特別な人、一番の理解者に変化するのです。
自分の素を見せられる数少ない異性として、今後もお付き合いを継続することができますし、恋人としては物足りないかもしれませんが、結婚相手としては抜群かもしれません。
何かあった時に、頼りになるかもしれない
恋人としてつなぎ留めておくことで、自分だけではどうしようもない事態に陥った時に、愛情は無くても形上恋人という関係なので、頼ることができるし、相手もどうにかしようと努力してくれます。
また、長く親しくしていた以上、あなたや周辺のことをしっかり把握してくれた分、事情をすっと呑み込んでくれるため、早急な対応に動いてくれます。
もし、あなたが相手に冷たく接していても、自分が困った時の相手の対応を見ることで、あなたへの思いを確かめることができ、いざという時に頼りになるかならないかを確認できます。
この時の対応次第でまた、好きという気持ちが芽生えることもあります。
惰性や情で付き合うことのデメリット
惰性でのお付き合いは第3者から見ると、デメリット部分の方がすぐに思い浮かびます。
気が許せる親友に相談したとしても、「別れるべき」という回答か、「あなたが良ければ良いんじゃない?」といった風に最終的には自分で決めるべきと匂わせながらも決して惰性でのお付き合いに賛同はしてくれません。
また、惰性でのお付き合いに良い印象を抱かない人が多いため、「だらしない人」や「先のことを考えられない人」、「大事な時に決断できない人」のようなマイナスのイメージを持たれることもあります。
それでは、惰性や情で付き合うことのデメリットについて見ていきます。
時間を無駄にしている
惰性でのお付き合いの期間が長くなるほど、その時間は無駄になります。
もちろん、惰性でのお付き合いの結果、そのまま結婚にまで至ったのなら結果的に有意義な時間になりますが、最終的にお別れすることが多いため、時間を無駄にする可能性は高いです。
相手に拘束される時間が0であればそれほど影響はありませんが、相手があなたに好意を持っている場合は、最低限の連絡を取っていたり、誘いに乗ったりとあなたから見て不必要な時間を消費します。
すべて断ることができれば良いですが、長いお付き合いになると情が入ってくるため、何度かに1度くらいは誘いに乗らないといけないという心情になります。
特に恋愛全盛の時期に数か月数年間もの期間を無駄にしてしまうのは非常に勿体ありません。
出会いのチャンスを失っている
たとえ、2人の間に愛情が無かったとしても、周りからはそのようには見られません。
付き合っているという事実がある以上、そこに割って入る度胸がある人やそれでも好きだという人以外は諦めて他の人にアプローチしてしまいます。
わざわざ恋人がいる人にアプローチをかけると、周りの信頼も下がりますし、トラブルに発展する可能性もあるため、そんなリスクを冒すような人は少ないです。
また、お付き合いしているからと言って、合コンや男女複数人での遊びのお誘いをされない場合もあり、新しい出会いのチャンスを失っている可能性があります。
もしかすると、今あなたが気になっている人があなたのことを好きだったとしても、恋人がいるからという理由で諦めているかもしれません。
ストレスがたまる
愛情がある内は相手のどんな行動も自分にとっては愛おしく思えるものですが、愛情を失った瞬間にその魔法が解けてしまいます。
今まで気にならなかった相手の行動や仕草をうっとおしく感じたり、嫌だなと感じたりするようになります。
そして、それが積み重なるとストレスになり、頻繁に喧嘩をするような関係になり、なおさら付き合っている意味を見出せなくなります。
この状況を打開するには、いったん距離を置くか、お別れをするしか道がありません。
惰性や情での付き合いをやめる方法
惰性でのお付き合いのメリット・デメリットを見てきて、やっぱりこの関係性を続けるのは止めた方が良いと思った方は多いと思います。
ただ、情が入ってくると頭の中では、「惰性でのお付き合いは意味が無い」と分かっていたとしても、そう簡単には決断できず、相手の感情を優先してしまうがゆえに、だらだらとお付き合いを続けてしまうのです。
個人的な意見では、惰性でお付き合いしても、ただただ時間を無駄にしているだけであって、あなたの成長や出会いを制限しているため、振り返った時に後悔することになると思っています。
惰性でのお付き合いをやめる決断をなかなかできない方は、以下の方法を実践してみてください。
迷いは捨てる
まずは気持ちの面ですが、迷いは捨てましょう。
「相手にどう思われるかな」や「相手がこの先上手くやっていけるだろうか」のように相手中心に考えてしまうから、別れる決断ができないのです。
情が出てくると、愛情が無くなったとしても他人事とは思えないため、相手のことが気になってしまうのは痛いほど分かります。
しかし、きっちり「自分の人生は自分だけのものであり、決定権は自分にある」という考えを強く持つべきです。
もちろん、周りを不快にしないように気遣ったり、合わせたりしなければならない場面は少なからず存在しますが、最終的には自分中心に考え、自分のために決断しないと後悔することになります。
わがままになれと言っているのではなく、曖昧な関係をリセットしたり、自分の人生を有意義なものにするためにも、自分を優先した決断が必要なのです。
付き合う意味をしっかり考える
惰性で付き合っていると思うのであれば、この関係性を維持する以上、「自分にとってメリットがあるのか」、「付き合うとはどういうことなのか」を一度考えてみましょう。
年齢を重ねると、お付き合いは結婚までのプロセスであり、自分が幸せになるために必要なものだと考えるようになります。
惰性で付き合うことも良いという価値観を持っているのであればそれで良いし、やっぱり違うとなったらそれなりの行動をとって、別れる決断をしましょう。
どっちにしろ、相手からあなたへの愛情の有無に関わらず、気持ちが冷めたまま恋人関係を続けていると相手を勘違いさせることにもなりますので、早急な決断が必須です。
直接会って別れを告げる
惰性での付き合いをやめるには、直接相手に会ってはっきり伝えることが一番手っ取り速いです。
LINEなどで伝えると、理由などを聞かれ結局なあなあになってしまうことがあります。
また、文字だけなので、本気なのかいまいち分からないため、「もしかしたらどっきりなのでは?」と勘ぐってしまい、はぐらかされてしまうこともあります。
一方、直接会い、相応の態度や表情を見せることで別れの決意が固いことをはっきり伝えることができますし、淡々と進めることができ、以下のような今後の2人に関する事項も同時に決められます。
- 別れた後も友達でい続けるか
- 連絡自体はして良いか
別れを切り出すのは、相手の心情を考えると切なくなりますが、そのような心情にさせてしまう自分にも嫌気がさします。
電話でも良いですが、付き合いが長くなるほど、今までの感謝の意味を込めて直接会って別れを告げることが最低限のマナーだと個人的に思います。
自分の気持ちを優先する
相手が自分のことを好きでいてくれた場合は、別れを切り出すことで確実に相手に悲しみやショックを与えます。
しかし、最も優先すべきは自分なのです。
自分がどう思うか、今後のことを考えて別れたほうが良いのか、このままで良いのか、最後は自分の心に聞いてみてください。
ここで自分の心を軽率に扱い、相手を優先してしまうと待っているのは後悔だけです。
どうしても決められないのであれば、自分の気持ちを伝えて、いったん距離を置いてクリアな状態で考えてみると、本当の自分の気持ちに気づけますし、相手への情も薄れるため、今後の決断に役立つことがあります。
後悔しないように、心を鬼にしてどうするか決断しましょう。
出会いの場に行く
惰性の恋愛を続けてしまうのは、他に良いと思う異性が周りにいないからかもしれません。
そのため、出会いを求めるようにしましょう。
例えば、マッチングアプリを始めたり、SNS投稿をしてみたり、婚活パーティに行ってみたりと今では行動すれば簡単に様々な人と出会えます。
仲良くなって、他の異性を好きになると、惰性での恋愛を早くやめて新たな恋愛をしたいという思いが惰性での恋愛をやめるという決断を後押ししてくれます。
また、様々な異性と出会うことで、今の恋人と自然に比較してしまい、今の恋人以上の異性がいないことに気づき、より大事に思えるようになるかもしれません。
異性との出会いを増やすことで、自分の中の当たり前を壊し、本当の気持ちに気づくきっかけになるかもしれません。
惰性や情で付き合っている人と結婚するとどうなるか
ここまでの内容を読んでいただければ、「惰性で付き合っている人と結婚すると、うまくいかないのでは?」と思っても不思議ではありません。
しかし、意外にも上手くいくことの方が多いのです。
その理由は恋人と結婚相手に求める条件が異なるからです。
例えば、恋人であれば、ドキドキ感やときめきを感じていれば、相手のことを好きでいられますが、実はドキドキを感じるということは自分の判断や考えを狂わせてしまうため、喧嘩や衝突の原因にもなります。
しかし、結婚相手には、ドキドキ感ではなく、安心感や信頼感を求める傾向にあります。
恋愛経験が浅い内は、最初は恋人にドキドキしていたのに、いつの間にかドキドキ感が無くなってしまうともう相手のことを好きでは無いと直感で判断してしまいます。
しかし、それは勘違いで、長いお付き合いの末にドキドキ感から安心感に変わっただけかもしれません。
安心感や信頼感を与えてくれる恋人と結婚すると、最高のパートナーになってくれ、円満な夫婦になれます。
情が湧いて惰性でお付き合いしてしまう相手ほど、実は相性が良かったり、居心地が良かったりするので、結婚相手としては最適かもしれません。
逆に言えば、付き合っている間はずっと好きでいたカップルが結婚するとすぐに離婚してしまうことは意外に多いです。
なぜなら、お付き合いしている時には良く見られようと仮の自分を演じている可能性があり、結婚後にバレ、思っていた結婚生活とは程遠く、一緒に居られないとの結論に至るからです。
逆に、惰性でのお付き合いをすると、自分の素を出すことができるので、そのまま結婚したとしても、変に気を遣わず済み、相手もそれが普通だと思っているからうまく行きやすいのです。
つまり、好きという感情だけで結婚してしまうと、感情が薄れた時に2人をつなぎとめる要素が皆無になり、うまく行かなくなりますが、惰性でのお付き合いでそれ以外に惹かれる部分を見つけると、長い結婚生活を送れるのです。
僕と周りの経験談
今から紹介する話は僕の周りの人の話になります。
学生時代に3年間お付き合いをしているカップルがいました。
そのカップルは喧嘩をすることもありましたが、周りから見ると仲良く順調に進んでいるように見えました。
そのため、将来このまま結婚すると思っていましたが、この時を待っていたというばかりに卒業とともにすぐに別れてしまいました。
おそらく、本人たちの間ではいつしか惰性でのお付き合いに変わっていたけど、周りの目があるし、別れたとなると気を遣われたり、理由を聞かれたりと何かと面倒なことが予想されたため「別れるよりは惰性でお付き合いしていた方が良いと判断したのでは?」と思っています。
そのカップルは2人とも異性にまったくモテなかったわけではありませんので、今では無事別々の人と結婚できていますが、傍から見ていてやはり惰性でのお付き合いの時間は勿体ないと思いました。
また、恋人がいるからという理由で恋愛候補として除外されていたので、恋愛機会の損失にもなっていたのです。
惰性でのお付き合いでそのまま結婚するカップル以外は惰性でのお付き合いはお勧めできません。
あの時きっぱり別れていれば、「あの人と付き合うことができたのに…」など後悔することになりかねません。
自分の将来のことをきちんと考えて、別れたほうが良いと思ったのであれば、きちんと別れを告げたほうが良いです。
まとめ
「惰性や情で続けるお付き合いのメリット・デメリットから止め方」について書いてきました。

僕の周りの経験とともに説明してきたけど、どうだったかな?

かなり深かったね。
でも、最終的には自分がどうするか次第ってことだね。

そうだね。
後悔しないような決断をしよう。
皆さん、いかがでしたか?
惰性や情での付き合いは良い面もありましたが、悪い面の方が多かったです。
惰性でのお付き合いで結婚して、満足する夫婦生活を送れる自信があるなら、そのままの状態で良いですが、いずれ別れようと考えているのであれば、早期の決断をするべきです。
失われた時間やチャンスは後悔しても取り戻せません。
情が湧くと相手のことが気になり、別れる判断が揺らぎますが、未来の自分に胸を張れる決断をしましょう。
この記事が皆さんの役に立てれば、幸いです。
コメント