この記事では、類似性の法則を解説し、心理学を活用して恋愛を有利に進める方法を紹介しています。この知識を得ることで、恋愛関係をより良く築く手助けになりますので、ぜひご覧ください!
それではどうぞ。

恋愛テクニックに類似性の法則があるんだけど、知ってる?

何それ?初耳。
どんな効果があるの?

簡単に言えば、2人の仲を深める効果だよ。
でも、条件もあるから今から見ていくよ。
今まで異性にモテるには、外見が整っていたり、ずば抜けた特技を持っていたりと特別な何かが必要だと自然に思っているし、実際にその状況を目の当たりにして、やっぱり自分は異性にモテることはできないんだと諦めている方は多いのではないでしょうか?
それは間違いではなく、恋愛において周りとは違った特別なものを兼ね備えていれば、モテることは否定できませんし、皆さんも今まで人生を送ってきて、本能的に気づいていると思います。
しかし、外見がお世辞にも良いとは言えない、特別な魅力を持っているわけでも無いにも関わらず、モテている人がいることも事実です。
そういう人たちは無意識に「類似性の法則」を使ったアプローチをしているのです。
難易度はそれほど高くありませんので、しっかりと練習することで誰でも習得できます。
この記事では、「類似性の法則と効果、使う際のコツ」について僕の周りの意見とともに書いていきます。
・類似性の法則とは
・類似性の法則をうまく活用する方法
・類似性の法則の効果をより高める方法
類似性の法則とは
恋愛テクニックの一つである「類似性の法則」をうまく活用することで、異性と仲良くなれます。
類似性の法則とは、自分と同じ部分があったり、似ている部分が多かったりした人に対して、親近感を抱き、好意を抱いてしまう現象のことです。
初めて聞いた人も多いとは思いますが、皆さんもこれまでの人生の中でこの現象は経験しているものの気付いていないだけだと思います。
皆さんの日常にある「類似性の法則」の例を以下にいくつか挙げてみます。
- 出席番号が近い人と仲良くなる
- 同じ苗字・名前の人通し親近感が湧く
- 同じ部活をしていた人と仲良くなる
- 同じ県出身の人と仲良くなる
まだまだたくさんありますが、このように日常の中に「類似性の法則」は至る所にあります。
また、かぶっている部分が多いほど、類似性の法則の効果は発揮されます。
この時、親近感が湧いたり、居心地が良いと感じたり、一緒に居たいと思ったのではないでしょうか?
恋愛においても「類似性の法則」は成り立つ理由は以下の通りです。
- 男女で似た者通しだと惹きつけられるから
- 似た者通りだとお互いのことを理解できるため、喧嘩など衝突しにくいから
- 他人のように思えず、運命的なものを感じるから
- 自分を認めてくれる人が現れたような感覚になるから
このように、初対面の場合もすぐに仲良くなれ、仲良くなった後もお互いのことを理解できるため、喧嘩なども少なく、例え衝突したとしても、仲直りするまでの時間はかなり早い特徴があります。
逆に言えば、似たところも共通点もないような相手がいた場合は、会話しても盛り上がらず仲良くもなれないため、自然と敬遠気味になってしまいます。
恋愛において全く類似性が無い場合は、外見が整っている、特別な能力がある人以外は不利になってしまうのです。
類似性の法則を使う前の準備
まず恋愛において、「類似性の法則」を使う前に準備しなければならないことがあります。
それは相手の情報を引き出すことです。
好きな異性がいたとしても、あなたと相手の間に共通点があるか分かりませんし、あったとしてもどこが共通点なのか分かりません。
そのため、少なくとも相手が何気なく個人情報を話してくれるくらいには、仲良くなる必要があります。
そのためには、こちらから以下のような行動をとらなければなりません。
- 自分から積極的に話しかける
- 単純接触回数を増やす
- 自分の弱みを見せるアンダードッグ効果を活用する
あなたが受け身だった場合は、相手から話しかけてくれて仲良くなるのが理想だと思いますが、待っていたとしても、相手から話しかけてくれる保証はありませんし、そうこうしている内に他の異性と仲良くなりお付き合いが始まり、自らチャンスをみすみす逃すことになる可能性があります。
「類似性の法則」を活用している人は相手と仲良くなって、本音を引き出す行為を誰もが行っており、この行動をサボると、「類似性の法則」を活用したくてもできないのです。
また、仲良くなる過程で相手に興味を持つことで、相手もうれしくなり、さらに仲を深めるスピードを上げることができます。
外見、能力関係なしにモテている人は何気ない普段の行動や一つ一つの言葉が人を惹きつけているのです。
類似性の法則の基礎
好きな異性と仲良くなってきて、情報を引き出せるようになったら、次のステップです。
次のステップは、「共通点を探す」ことです。
「類似性の法則」の基礎は、相手との共通点を如何に探してアピールするかで、まずは表面上の出身地、兄弟構成、誕生月や血液型など簡単に分かるものから攻めていって、仲良くなっていきましょう。
おそらく、全く共通点が無いということは考えにくいため、上記の事項で相手と被っていなかったとしても、好きな食べ物や趣味など探そうと思えばいくらでも探せますので、諦めないようにしましょう。
共通点を見つけた時の一例を以下に示します。
例えば、誕生月が一緒だったとします。
ここで終わるのではなく、誕生月が同じであれば、星座も同じ可能性があるし、星座が同じなら、星座占いの話に持っていけます。
また、共通の誕生月特有の問題についても話すことができ、7月8月であれば学校が夏休みのため、誰からも祝ってもらえないことや12月であれば誕生日とクリスマスでプレゼントが統一されると言ったようにいくらでも話を広げることができます。
このように、1つ共通点を見つけると芋づる式に共通点が見つかるため、会話が弾んで相手も心を許し、他の人に言えないような話をしてくるようになり、さらに仲良くなれます。
特に生まれた地が異なっていた場合は、簡単に共通点を見つけられないこともありますが、何とか共通点を見つけようと、必死になって気づいたら相手に質問ばかりしていたということもありますが、それはやってはいけません。
共通点を見つけることで仲良くなれるのは確かですが、まだ共通点が見つかっていない状態で相手に不快に思わせたり、あなたのイメージが悪くなるような行為をしてしまうと、会話が盛り上がらなくなるし、相手から距離を置かれる原因になります。
距離を縮めるためにやっている行動で、距離を置かれるとあなたの努力が無駄になってしまいます。
相手の表情や言動に注意しながら、共通点を探すようにし、もし全く見つからないようであれば、共通点を探すことを諦めて、何気ない会話に切り替えましょう。
その時に、偶然共通点が見つかるかもしれません。
また、受け身の人でもできる簡単な手段として「相手に同調する」方法もあります。
聞き上手な人は誰でもやっていますが、なぜ聞き上手な人が重宝されるかというと、相手の話したいことを引き出して、同調しているからです。
同調されると、「自分と同じように思っていてくれているんだ」、「この人なら安心して何でも話せるし」と相手の特別な人になれる可能性を秘めています。
やり方は簡単で、相槌をしっかり打ちながら話を聞いて、相手の話に興味があることを示しながら、「それわかる」、「自分もそう思っていた」と同調するだけです。
特に相手の愚痴や悩みに対して、「自分もそう思っている」とアピール出来たら、さらにあなたに対して安心感や親近感が生まれ、異性として信頼されるだけでは無く、好きという感情が芽生えることもあるのです。
しかし、無理に同調する必要は無く、自分が同調できる部分だけ同調することが大事で、無理に同調していることがバレると、一気に相手からの信頼をなくします。
恋愛で類似性の法則をうまく使うためのコツ

今まで「類似性の法則」を活用するための基礎部分について説明してきました。
基礎部分だけでも相手とかなり仲良くなれるため、十分な気がしますが、恋愛にまで発展するかと言われると怪しいです。
そのため、基礎に加えて恋愛で「類似性の法則」を活用する際の具体的なコツについて見ていきますので、ぜひ習得して見てください。
ミラー効果を活用する
ミラー効果を活用することで、相手との共通点を無理やりアピールする方法です。
ミラー効果とは、相手との関係が親密になればなるほど、意識していないにも関わらず、相手の行動と同じ行動をしてしまう現象のことです。
代表的な例としては、飲み会などで好意がある人が飲み物を飲んだら、共鳴するかのように飲み物を飲んでしまう行動が当てはまります。
まだ仲良くなっていない内は、自然とミラーリングするのは無理があるため、意識的に相手の行動を真似することで、「一緒の行動をしているなぁ」、「しようと思っている行動が一緒なんて気が合うのかも」と思わせることができます。
その結果、「安心する」、「一緒に居ると落ち着く」と思わせることができれば、ミラーリングは成功したと言えます。
しかし、その絶大な効果を得るために、ミラーリングを多用してしまうと、相手に不自然だなと思われ、怪しまれることがあります。
全ての行動を真似していたら、わざと同じ行動をしていることに相手も気づく可能性が高くなるので、さりげなく、頻度は低めに抑えるようにしましょう。
もし、バレてしまった時は、以下のような対応が取れればさらに仲良くなることができます。
相手「ねぇ、なんか俺(私)の真似してない?」
あなた「え?(すっとぼけ)、真似してた?」
相手「うん。飲み物飲んだ時に飲み物飲んでいたよね?他にもたくさんあったよ。」
あなた「ごめん、全然気づかなかった。無意識かも。」真剣な面持ち
相手「じゃあ、勘違いか…。」とあなたを試すように飲み物を片手に持つ
あなた「そうだよ。勘違いだよ。」と言いながら、空気を明るくするためにわざと飲み物を片手に持って相手の真似をする。
相手「ほら、同じ行動してるじゃん。(笑)」
あなた「ホントだ。これって真似させてるってことだよね?(笑)私(俺)を操るのやめてよ」と冗談ぽく言う
このようにミラーリングがバレたとしても、即興で挽回できれば問題ありませんし、相手との関係性を深めることもできます。

ミラーリングやっちゃっているかも。
特に気になる女性の行動を自然と真似ていることに後から気付くことがあるよ。

本当に好きな相手だと無意識に真似するみたいだから、気づかないのも無理はないよ。
逆に言えば、自分の行動が真似されていれば、好意を持たれていると思っても良いかもね。
連絡を取る際は相手と同じペース・文字数・吹き出しの数に合わせる
対面で会っている時は、相手がどんな状況なのかを目で見て判断できるため、比較的正確に把握でき、良好に会話のキャッチボールをすることができます。
しかし、LINEなどはわざわざ会わなくても、連絡が取れるメリットがありますが、同時にLINEの連絡頻度やペース、短文派か長文派かを相手に合わせないと、不快に思われたり、返信が面倒くさいと思われたりすることがあります。
そうなると、あなたへの返信の優先度が低くなり、なかなか返信が無いことで追いLINEをしてしまうなど関係が悪化するような行動をとってしまう原因になります。
LINE等で連絡を取る際は、できるだけ相手のLINEの特徴に合わせることで「気が合うかも」、「この人と連絡を取っていると楽」と思わせることができます。
具体的に言うと、以下のことを意識して相手に合わせるようにしてください。
- 返信のペース
- 相手が短文なら短文、長文なら長文で返信
- 使う絵文字・顔文字も適度に合わせる
相手のことが好きだと、どうしても早く返信をしたいし、文章も長文になりがちです。
特にLINEでたくさんの人と連絡を取っている相手に対しては、相手のペースに合わせることでLINEでの連絡が苦に感じない、相性が良いと感じさせることが重要なのです。

何も考えずにLINEしてしまうと、相手が負担に感じるかもしれないということだね。

LINEは気軽にできるけど、特別な関係性ではない内は返信する時も気分次第なことが多いんだよ。
だから、返信してもらえるように、努力しなきゃいけないんだよ。
相手が言った言葉をオウム返しする
オウム返しをすることで、相手に「自分と少し似ているかも」と思わせる効果を期待できます。
オウム返しとは、相手が言った言葉と同じ言葉を意識的に繰り返すことです。
オウムが人が言ったことを繰り返して言うことが由来とされています。
オウムを思い浮かべると同じことを何度も言っている姿を想像するため、「しつこいのでは?」、「馬鹿にしているのでは?」と思うかもしれませんが、きちんと回数を制限することで、恋愛において相手に親近感や安心感を抱かせることができるのです。
ただただ相手が話した内容の重要部分を抜き出して、言葉に出すだけで効果があります。
ポイントは相手の言ったことを繰り返すのも良いですが、要点をまとめた上できちんと理解していること、話しを聞いていることを相手に伝えられれば、相手の気分が良くなり、会話も弾みますし、他の人に言っていないようなことでも、「ここだけの話なんだけど…」と切り出してくれることがあります。
また、相手が言ったことを繰り返すことで、意思確認・勘違い・すれ違いを防ぐ効果もあり、お付き合いしたり、結婚したりした後にも重要なテクニックになります。
ここで「オウム返し」の効果で全ての人が経験したことがある日常の例を挙げます。
食事に行った際の注文時に注文を受けてくれた店員さんが注文内容を繰り返すことで、自分が言ったことが間違えていない確認し、安心できますよね。
これがそのまま恋愛においても、効果を発揮するのです。
このように、めちゃくちゃ簡単なので、慣れてくると何も考えずに繰り返すだけになってしまい、たまにいい加減な言葉を繰り返してしまうことがあり、話しをきちんと聞いていないことが伝わり、相手を不快にさせることがあります。
油断せずにきちんと話を聞いていないと、オウム返しが逆効果になる可能性がありますので、十分注意しましょう。
相手「この前○○に行ったんだけど、そこのパフェがめちゃくちゃ美味しかったんだ。」
あなた「○○のパフェ、やっぱり美味しいんだ。この前広告で見て、食べたいと思ってたんだ。」
このように、相手の言った言葉を分かりやすくまとめて繰り返すことで相手からの評価が上がり、さらに興味を示すことで相手の気分が良くなり、継続していくことで心を許してくれるようになります。
簡単ですが、相手からの印象を大きく変えることができるのです。

これ、恋愛以外にも役立ちそうだから習得しておいて損は無さそうだね。

相手の言っていることを確認できるから、認識違いやすれ違いが起こりにくい点が良いね。
類似性の法則の効果をさらに絶大にする方法

これまで「類似性の法則」をうまく活用するための方法について見てきました。
これだけでも相手とかなり仲良く親密になれますが、実はさらに効果を高める方法があるのです。
好きな異性がそれほどモテない場合は、先ほど説明した方法でゆっくりと着実に距離を縮めていけば、お付き合いできる可能性は高まりますが、相手がモテる場合はうかうかしていると他の異性にとられるかもしれません。
ライバルが何をしているのか、好きな異性とどんな関係性なのかを正確に把握することができないため、こちらが何かしら行動を起こす必要があるのです。
その際に、今から説明する方法を実行すれば、距離を縮めるスピードが速くなり、たとえあなたが相手にとって2番目・3番目の異性だったとしても、追いつき・追い越すことができるのです。
では、「類似性の法則」の効果を最大限にまで高める方法について見ていきます。
運命を感じさせる要素を取り入れる
運命と聞くと、神秘的で特別なものを感じますよね?
偶然日本に生まれ、偶然出会って、偶然相手のことを好きになったこと全てが偶然の連鎖によって成り立っているのです。
結局、運命は自分が選択し行動した結果、自分が引き寄せた物であり、今までの人生の賜物です。
そのため、一歩選択を間違えるだけで未来は変わっていたかもしれないのです。
このように、今相手と出会っていることすら運命なのに、さらに別に運命を感じさせることができれば、相手に「この人しかいないかも」と思わせることができます。
個人的に以下の4つのおすすめ行動を紹介します。
- 相手が言ったことに対して、「それ今言おうとしてた」と偶然を装い言ってみる
- 相手の好きなキャラクターやYouTuberの情報を聞き出して、そのキャラクターが入っている持ち物を身に付けたり、そのYouTuberの動画を見ているところを見せる
- 相手の口調に口癖があれば、真似する
- よくいくカフェやレストランの情報を聞き出し、実際に足を運び、会えた時には偶然を装い、昔からの行きつけなんだのように言って乗り切る
※あまりに頻繁にやっているとストーカーにしか思われないため、適度に頻度低めにするようにしましょう。
本当は意図しない偶然が起こることが一番ですが、そう何度も起こるわけではありませんので、自分の努力で何とか作り出しましょう。
さらに発展して、相手に「あなたが運命の人」だと思わせることができれば、あなたのことを特別な人だと認識するようになり、優先順位も上がり、人によってはあなたしか見えなくなることもあります。

運命って偶然の賜物だからこそ、特別に感じるよね。

運命の人とは見えない何かでつながっているって聞くけど、なぜか不思議と疑ったことは無いよね。
運命の人の特徴を以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
希少性の原理を活用する
希少性の原理をうまく活用することで、「類似性の法則」の効果をさらに引き上げることができます。
希少性の原理とは、手に入れにくいものになればなるほど、価値を感じるようになることです。
とにかく、あなた自身を他の人より優れている、早くしないと他の異性に取られてしまうかもしれないと感じさせることが重要です。
恋愛において、希少性を発揮させるための簡単な例をいくつか挙げてみます。
- 異性にモテると思わせる
- ミステリアスな部分を残す
- 自分の自慢できる部分をさりげなく匂わせる
- 相手の一番の理解者という立ち位置を確立する
- 自信を持っているように見せる
難しそうに見えて、努力次第ですべて達成できる項目です。
上記の1つでも良いですが、複数条件を満たしていれば、「他にこんな人はいないし、今アプローチしなければ、他の異性に取られてしまい、後悔するかもしれない」という心理にさせることができ、「類似性の法則」の効果を120%以上に引き上げることができます。

今しかないと思わせることで、相手のペースを乱して、時には判断を誤らせることにつながるんだね。

通販番組やタイムセールもそんな感じがするね。
希少性の原理の効果を得るには、自分磨きをして、一段階上の魅力を引き出す方法もあります。
おすすめの自分磨き法を以下の記事にまとめていますので、是非チェックしてみてください。
相手を特別扱いする
相手を特別扱いすることで、「類似性の法則」の効果を高めることができます。
あからさまな特別扱いは周囲の人が不快に感じる恐れがありますので、2人の範囲を出ないやり方で特別性を感じさせましょう。
でも、「特別扱いって何をすれば良いんだろ?」と悩んでいる方がいるかと思いますが、大したことをする必要はありません。
おすすめの特別扱い例を以下にいくつか紹介します。
- 2人で遊びたいと思ったの、○○君(さん)だけだよ。
- ○○君(さん)にしか言わないんだけど、…。
- こんなに一緒にいて楽しく過ごせるのは、○○君(さん)だけだよ。
過去に出会った女性と明確に比較はしていないものの、相手に特別性を感じていることをほのめかすと相手もうれしくなり、「他人の感じがしない」、「居心地がよく、良い気分」だと感じ、相手もあなたのことを特別扱いするようになる傾向があります。
また、特別扱いをするということは好意を伝えていることと同義なので、「好意の返報性」の効果も期待できます。

特別扱いされたら、気分が高まって、相手のイメージも上がるよね。

私は単純だから、特別扱いされたら、相手に好意を抱いてしまうかもしれないよ。
類似性の法則を活用する際の注意点

今まで「類似性の法則」を活用することで得られるメリットを詳細に書いてきました。
しかし、好きな異性を前にして「類似性の法則」を使おう使おうと思っていると、それだけで頭がいっぱいになり、期待できる効果を得られないかもしれません。
というのも、「類似性の法則」はただ使うだけでは効果が得られなく、正しく使って初めて効果が出てくるのです。
「類似性の法則」を正しく活用する際の注意点と無視できない項目について見ていきます。
「類似性の法則」を活用していることをバレないようにする
まず恋愛テクニックを使う上で絶対に防がないといけないことは、「相手にバレる」ことです。
「類似性の法則」を活用することで、好きな異性との恋愛を良好に進めることができるとともに、常に、バレた瞬間脈なしになるというリスクも抱えています。
「類似性の法則」とその効果を知った側は便利なテクニックだと思う一方、テクニックを使われる側は不快以外の何物でもありません。
その理由は以下の〇通りあります。
- 今まで、相手の思うがままに行動させられていた可能性がある
- テクニックで何とかなると軽く見られている
- テクニックに頼らずに勝負できないのか
- 今までの行動もすべて試されていたのではないか
このように、「類似性の法則」を活用していることがバレた瞬間、相手があなたに冷め、軽蔑してしまうこともあります。
そうなると、あなたのことを信頼できなくなるため、もう対等には接してもらえず、アプローチするチャンスすら無くなってしまうのです。
バレないようにするには、以下の3点は必ず守りましょう。
- 嘘をつかない
- やりすぎない
- 「類似性の法則」に関することを相手の前で言わない
これら3点は「類似性の法則」を使っていることがバレるきっかけになり、あなたの評価を下げる原因にもなります。
- 嘘をついて無理やり共通点があるように見せて、話を深堀されると答えられない矛盾が生じる
- 使いすぎて、普段と全く違う行動になることで相手から不審に思われる
- うまくいっているからと言って調子に乗った結果、今使っている「類似性の法則」に触れてしまい、相手に不信感を抱かれる
このように、慎重な人ほど相手に不信感を抱いたら、簡単には取り除くことができず、挽回するためにはかなりの時間を要します。
「類似性の法則」をうまく活用できていても、相手にバレてしまうと今までの努力が全て水の泡なので、「バレないこと」を第一条件にしておきましょう。

もし、仮に相手があなたのことを好きになっていたら、好きという気持ちも操作されて作り出されたものだと思うから、その時点で愛想を尽かされるかもね。

真剣に恋愛していて、真剣に相手のことが好きだった場合は、受けるダメージが大きくなるよね。
場合によっては、人間不信になる可能性もあるよね。
「類似性の法則」に頼りすぎない
人は簡単な方法があることを知れば、そちらの方に行く傾向があり、わざわざ茨の道を歩こうとする人はほとんどいません。
特に恋愛では、上手く行くことの方が少ないため、「類似性の法則」という便利な手段があれば飛びつくのは理解できます。
一度「類似性の法則」により、想定した効果を得られると、パターンに当てはめるだけで普通に恋愛するよりも楽で且つ進展が見込めるため、一に「類似性の法則」、二に「類似性の法則」と選択肢が一辺倒になってしまいます。
すると、真剣に恋愛について考えなくなることで、恋愛の本質を見失ってしまう可能性があります。
もし、「類似性の法則」が十分に通じない相手が現れた場合に、その他の選択肢が皆無で本当の恋愛の仕方が分からなくなるため、対応できなくなります。
そのため、「類似性の法則」を活用することを止めませんが、それだけに頼りすぎるのではなく、常時複数の選択肢や引き出しを持っておくべきなのです。

簡単だけど絶大な効果が得られるのであれば、そればかりに頼るようになるよね。
でも、これが罠なことがあるみたいだね。

どんなことにもメリットとデメリットがあるから、しっかり考えなきゃね。
しっかりとしたアプローチも並行して行う
「類似性の法則」を活用すると、恋愛を有利に運ぶことができ、お付き合いする前まではスムーズに行けますが、今一お付き合いに至るまでの決定的な何かが足りない状態になることが多いです。
好きな相手がまだ若く、お付き合いすることを深く考えていないようであればお付き合いできますが、相手が結婚を考えるような年齢になると、お付き合いする人を選択する時に慎重になります。
そのため、「類似性の法則」だけだと、「あなたのことを好きなのかな」と考えた際に、「あれ?どこが好きなんだっけ?」、「考えてみたら、それほど好きではない」となってしまいます。
相手は上辺だけの「類似性の法則」を使うあなたに恋に落ちたのであって、本当のあなたのことを好きになったわけではありません。
そのため、その部分を補うために、しっかりとしたアプローチも並行して行うことが大事なのです。
具体的に言うと以下のようなポイントを相手に知ってもらわないとあなた自身を好きになったとは言えません。
- 価値観、考え方
- 仕事に対する姿勢
- あなたに対する思い
ここで言うのもなんですが、「類似性の法則」をうまく活用するには、最低限そろっていないといけない条件があるのです。
それは「相手に不快を感じさせないくらいの清潔感」です。
これが無いと、そもそも相手があなたに近づいてきませんし、あなたが相手といくら仲良くしようとしても、避けられるだけです。
清潔感は努力次第で何とでもなるため、自分磨きをしつつ、第一印象で相手の恋愛対象外になってしまわないように、努力を怠らないようにしましょう。
「類似性の法則」を活用して、「あなたのことが好きかも」と思わせ、しっかりしたアプローチを行うことで、好きかもから好きに変化させ、何があってもあなたに対する気持ちが揺るがないようにしましょう。

極論を言えば、しっかりアプローチしていて、相手と仲良くなれているのであれば、「類似性の法則」を活用する必要は無いんだよね。

しっかりとしたアプローチがあってこそ、より強い効果を発揮するかもね。
僕と周りの経験談
類似性の法則の活用-1.jpg)
「類似性の法則」について僕の体験談を書いていきます。

今回は僕の体験談だよ。
僕は学生時代恋愛に奥手だったため、自分から女性に話しかけるのは苦手でしたし、話しかけられた際にも「どう会話すれば良いのか」と反応の仕方すら分からずに困っていました。
そんな時に、「類似性の法則」の1つである「オウム返し」をすると、自分の頭の中を整理できるし、話し始めるまでの時間稼ぎができることを知り、活用するようになりました。
すると、自然と女性と会話できるようになり、女性とは平気で5時間会話をしていても苦ではなくなってくるほどでした。
これだけの効果を得られたのは、もともと僕が「聞き上手」であったところに間接的に相手の会話を広げる「オウム返し」が加わったが故の相乗効果によるものでした。
しばらくこの状態を続けていると、あることに気づきました。
「あれ?女性と仲良くはなれるけど、その先になかなか進めないし、進み方が分からない」と。
僕の中で「類似性の法則」に頼りすぎていたわけではありませんが、癖になってはいました。
それはそれで良いと判断して、以下のようにその他の部分を磨くようにしました。
- 清潔感を出す
- 自分の価値観や考え方を共有する
- 喜怒哀楽を出す
他にもありますが、今まで僕に足りなかったことを努力して改善してみました。
もちろん、すべて効果があったわけではありませんが、僕のことを「好き」と言ってくれる女性が徐々に増えていきました。
ここで、「類似性の法則」を使ってばかりだと、恋愛に至るまでのあと一歩を埋められないという実体験をしました。
今は、無意識に「類似性の法則」を活用しているかもしれませんが、心の中では頼らずに正式なアプローチで勝負しているつもりです。
まとめ
「類似性の法則と効果、使う際のコツ」について書いてきました。

僕の経験とともに説明してきたけど、どうだったかな?

「類似性の法則」は好きな異性と仲良くなるために、役立つ恋愛テクニックだけど、そればかりに頼っているようでは、相手の根本にあるあなたの評価を変えることはできないことが多いんだね。
本当に相手に好きになってもらうには、ありのままの自分のアピールも並行しなきゃね。

そうだね。
恋愛の本質を見失っていては、いつまでたっても本当の恋愛はできないんだ。
皆さんいかがでしたか?
「類似性の法則」は好きな異性と仲良くなるのに、絶大な効果を発揮するがゆえに、そればかりに頼ってしまい、結局お付き合いできなかった経験をしたことがある人はいるのではないでしょうか?
好きな異性を落とすためには、この恋愛テクニックは重要なカギを握りますが、決定づけるものではありません。
軸に添えるのは、あなた自身を好きになってもらう正当なアプローチ、その補助として「類似性の法則」を活用すれば、理想の形を作れるのではないでしょうか?
この記事で「類似性の法則」を知った方、活用中の方、行き詰った方は一度恋愛の本質に立ち返ることで本当に重要なことを思い出せると思います。
あくまで「類似性の法則」はお助けアイテムの位置づけにしておきましょう。
この記事が皆さんの役に立てれば、幸いです。
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