Wi-Fiに接続しようとすると、同じようなSSIDが2種類あるのってなんでか知ってる?
SSIDってWi-Fiに接続する際に表示される名前のことだよね。
確かに似たようなSSIDが2種類あるね。
いつもどっちに接続すればいいんだろと思いながら、とりあえずどちらにも接続できるように事前に設定しているよ。
似たようなSSIDが2種類あるのには、きちんとした理由があるんだ。
これから「Wi-FiのSSIDが2種類ある理由」について説明するね。
家にインターネット回線をひいてWi-Fiを使用している方、Wi-Fiに接続しようとした際に、以下のようにほとんど同じ文字列で「AとG」の部分のみ異なっているSSIDがあり、どっちに接続すればよいか迷ったことがあると思います。
- ○○○○-A-△△△△
- ○○○○-G-△△△△
これから「Wi-FiのSSIDが2種類ある理由」について書いていきます。
SSIDとは?
SSIDとは、ルータが出す電波を識別するための名前のことです。
基本的にルータにシールが貼られていて、そこにSSIDと接続する際に必要なパスワードが記載されています。
このSSIDはルータにアクセスすることで、名前を変更できます。
SSIDが2種類あるのはなぜ??
Wi-Fiは電波です。
電波には周波数が割り当てられています。
Wi-Fiは5GHz帯、2.4GHz帯の周波数を使用できますので、2種類存在します。
SSID | 周波数 | |
○○○○-A-△△△△ | 5GHz帯 | |
○○○○-G-△△△△ | 2.4GHz帯 |
2種類のSSIDの違いは?
先ほど説明したように2種類のSSIDは割り当てられている周波数が違います。
基本的な周波数の考え方は以下の通りです。
①低い(障害物に強い) ←←←←←←←←周波数→→→→→→→→ 高い(障害物に弱い)
②同一の周波数帯を使用する電波が複数あった場合、電波干渉し通信が安定しない
周波数ごとに、メリット・デメリットについて書いていきます。
5GHz帯
5GHz帯はWi-Fiに割り当てられている周波数のうち高いほうの周波数です。
・メリット
5GHz帯の電波を使用している家電等は僕たちの身近にあまり見られないので、電波干渉しにくく、安定した通信を期待できる。
・デメリット
直進性が高いため、障害物に弱い
2.4GHz帯
2.4GHz帯はWi-Fiに割り当てられている周波数のうち低いほうの周波数です。
・メリット
直進性が低いため、回折しやすく障害物に強い
・デメリット
電子レンジ・Bluetooth機器等身近にある家電製品等に同周波数帯が多く採用されているため、干渉して通信が不安定になる可能性が高い。
どちらのSSIDに接続すればよいの?
Wi-Fiルータを設置する環境によりますので、正解はありませんが、
Wi-Fiルータから接続する端末の間に障害物が無ければ、迷いなく、5GHz帯のほうに接続しましょう。
逆に障害物が多い場合は2.4GHzのほうに接続しましょう。
※電波干渉により通信が不安定になる可能性がありますので、その点に注意してください。
どちらか一方に接続できないことがある?
主にパソコンで起こる可能性がありますが、SSID2種類のうちどちらか一方にしか接続できないことがあります。
接続できないというよりは、端末が認識できないと言った方が正しいです。
※Wi-Fi一覧自体に表示されません。
これは、Wi-Fiの受信機がどちらか一方の周波数に対応していないことが原因です。
パソコンを購入する際に、念入りに確認しておきましょう。
※既にパソコンを購入している場合は、外付けのWi-Fi受信機(5GHz、2.4GHz対応)を活用することで解決します。
まとめ
「Wi-FiのSSIDが2種類ある理由」について説明してきたけど、どうだったかな?
2種類ある理由が分かったよ。
それぞれの特性についてもわかったから、接続する際に参考にしてみるよ。
わかってくれてうれしいよ。
これからは接続時に悩むことは無くなるね。
「Wi-FiのSSIDが2種類ある理由」について書いていきました。
おそらく、スマホを触っている時に電子レンジを使うと、通信が不安定になる現象を体験したことがない人はいないでしょう。
また、障害物がたくさんある場所でWi-Fiが接続しづらい状況を体験した人もいるでしょう。
周波数ごとで特性は異なっているので、Wi-Fiルータを設置する環境によって接続先を変更すれば、通信が安定するようになります。
通信状況が不安定な状態とおさらばしましょう。
SSID | 周波数 | 特徴 |
○○○○-A-△△△△ | 5GHz帯 | 直進性が高く、障害物に弱い |
○○○○-G-△△△△ | 2.4GHz帯 | 回折しやすく、障害物に強い 他の機器と電波干渉することがある |
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