Excelファイルを開いて作業している時に、ファイルを最新状態で保存しないまま閉じてしまった経験ってあるよね?
こういう時のファイルの復元方法って知ってる?
え?復元方法ってあるの?
今まで必死に思い出しながら、手動で復元してきたよ・・・
ある作業を行えば、完璧な状態での復元とまではいかないかもしれないけど、近い状態で復元できる可能性はあるんだよ。
これから「未保存のExcelファイルの復元方法」について説明するね。
みなさん、業務でExcelを使用することが多いと思いますが、操作ミスやWindows Update等の不可抗力で未保存のままExcelファイルを閉じてしまった経験があると思います。
そんな時は、直ぐに諦めていないでしょうか?
実は、最新状態に近い状態で復元できる可能性があるのです。
この記事では「未保存のExcelファイルの復元方法」について書いていきます。
未保存のままExcelファイルを閉じてしまうのはどんな時?
まず、未保存のままExcelファイルを閉じてしまう可能性がある事象を整理してみます。
未保存のままExcelファイルを閉じてしまうのは以下の3つの時です。
- Windows Updateにより、強制的に再起動がかかった
- Excelファイルを閉じるときに、「保存しない」をクリックしてしまった
- Excelで作業中に何らかの影響でフリーズしてしまった
全部経験したことはあるけど、僕にとって最も嫌なのは、Windows Updateによるものかな。
上記3項目についてそれぞれ説明していきます。
Windows Updateにより、強制的に再起動がかかった
Windows Updateは定期的に行われます。
一昔前は、Windows Updateをかけないようにできる設定がありましたが、セキュリティ強化のため、必ずかかるようになっています。
仕様変更の理由は、セキュリティ上の理由なのね。
Windows Updateの中には、再起動が必要な場合とそうではない場合があります。
Excelを最新状態で保存していないときに再起動を伴うUpdateがかかってしまった場合、パソコン起動時にExcelは最新状態で復元されません。
パソコンを起動しっぱなしの時に発生する事象です。
Excelファイルを閉じるときに、「保存しない」をクリックしてしまった
これは完全に人による操作ミスです。
複数のExcelファイルを開いているときや急いでいるときに誤って「保存しない」をクリックしてしまうと、最新状態で保存されません。
特に焦っている時は、本当にやってしまいがちだよね。
で、クリックした後に後悔するという・・・
Excelを毎日使用している方はこの経験をしたことがあるはずです。
僕はExcelファイルを5つ以上開いて作業を行うことが日常茶飯事なので、「保存しない」をクリックしてしまうことが多いです。
(学習能力が欲しい・・・)
急いでいる場合でも、きちんとExcelファイルに目を向ければ、防げます。
Excelで作業中に何らかの影響でフリーズしてしまった
シートがかなりあるファイルや画像などが添付されたファイルを使用していると、フリーズすることがよくあります。
また、ファイルが何らかの影響で破損しかけている場合にもフリーズが発生します。
これ、本当にやめてほしいよね。
Excelを使用中に、フリーズしてしまうと、再起動以外ですぐに状況を打破できる方法はありません。
もちろん、フリーズしているので保存すらできないので、Excelデータを最新の状態で保存することはできません。
未保存のExcelファイルの復元方法
上で書いたような絶望的な状況に陥った時に、Excelファイルを復元できる可能性があります。
システム的に復元できる方法を知っていれば、保存できなかったとしても焦ることはありません。
じゃあ、早速その方法を教えてよ。
未保存のExcelファイルの復元には、以下の2つの作業が必要になります。
- 【準備】Excelファイルの自動保存機能をONにする
- 【復元ファイル選択】保存ファイルの場所を開き、内容を確認する
では、それぞれについて説明します。
【準備】Excelファイルの自動保存機能をONにする
未保存のExcelファイルを復元するために必要な2段階中の1段階目の作業です。
まずは準備段階です。
Excelに搭載されている自動保存機能をONにしよう。
Excelを起動し、「ファイル」をクリックします。
「その他」→「オプション」の順にクリックします。
「保存」→「次の間隔で自動回復用データを保存する」にチェックを入れ、自動保存間隔を設定します。
これで事前設定は完了です。
次に実際に自動保存されたファイルを確認する方法を説明します。
【復元ファイル選択】保存ファイルの場所を開き、内容を確認する
未保存のExcelファイルを復元するために必要な2段階中の2段階目の作業です。
自動保存で保存されたExcelファイルを確認する方法です。
自動保存機能されたファイルの場所が分かれば、復元できるね。
ファイルが保存されている場所を開き、内容を確認する方法は2通りありますので、分けて説明します。
方法①
ファイルの保存場所を開くために、エクスプローラを起動します。
先ほど説明した「自動回復用ファイルの場所」に記載された文字列をコピーして、エクスプローラの黒いバーに貼り付け、「Enter」キーを押下します。
すると、保存場所が開くので、対象ファイルを起動して内容を確認し、OKであれば保存します。
方法②
Excelを起動し、「ファイル」→「開く」の順にクリックします。
下側にある「保存されていないブックの回復」をクリックします。
すると、保存場所が開くので、対象ファイルを起動して内容を確認し、OKであれば保存します。
Excelファイルを最新の状態で保存するためにできること
そもそもやることをきちんとやっておけば、フリーズ以外の原因には対処できます。
日ごろからあることを常に意識していれば、防げる可能性が高いね。
今まで意図せず未保存のまま閉じてしまったExcelファイルの復元方法について説明してきました。
復元といっても最新状態での復元は保証できないため、できれば常時最新の状態で保存しておきたいですよね?
Excelファイルの自動保存機能はいわゆるバックアップの役割を果たしています。
その機能を利用しなくて良いように、基本的なことですが、常に以下のことを意識しましょう。
- 一つの作業が終了したら、上書き保存をするようにする
- 端末から長時間離れる場合は、保存することを忘れないようにする
- Windows Updateが作業中に自動的にかからないように、適用時間の設定変更を行う
これだけでだいたいのことは防げます。
まとめ
「未保存のExcelファイルの復元方法」について書いてきました。
「未保存のExcelファイルの復元方法」について説明してきたけど、どうだったかな?
簡単だったね。
習慣づいていない方は慣れが必要かもしれないけど、気を付けることで防げるんだったら、やるべきだね。
そうだね。
それが理想だね。
もしもの時に、上で説明したやり方を試してみるようにしよう。
Excelに標準で搭載されている自動保存機能を活用すれば、完璧な状態とまではいかないものの、近い状態で復元できる可能性はあります。
保存間隔も設定できますが、あまりにこまめに保存しているとストレージを圧迫しますので、必要最低限に抑えましょう。
この記事が皆さんの役に立てれば、幸いです。
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