今、リモート業務が当たり前になってきつつあるよね?
僕の友人の中にも、毎日リモート業務をしている人がいるよ。
リモートで作業できたら、家で何でもできるよね?
そういう未来になれば、いろいろと無駄時間を短縮できるかもね。
そうだね。
場所を問わないリモートデスクトップ接続機能は便利だけど、注意しなければならないこともあるんだ。
これから「リモートデスクトップ接続のメリット・デメリット」について説明するね。
パソコンを使って仕事や学習を行う方々にとって、効率的かつスムーズな作業環境は非常に重要です。
特に最近では、リモートワークやオンライン授業の普及により、自宅や外出先からでもパソコンを使って作業する機会が増えてきました。
そんな中、リモートデスクトップ接続という便利な機能が登場しました。
リモートデスクトップ接続を利用することで、自宅や外出先からでも別のパソコンにアクセスし、遠隔地のパソコンを操作することができます。
本記事では、リモートデスクトップ接続のメリットとデメリットについて説明していきます。
リモートデスクトップ接続のメリットを活かし、効率的な作業環境を構築するためのポイントをお伝えします。
また、一方でデメリットもあることを忘れずに、その注意点もご紹介いたします。
リモートデスクトップ接続を利用する際の注意点を押さえることで、より安心して作業を行うことができるでしょう。
リモートデスクトップとは?
まずはリモートデスクトップ接続機能について説明します。
簡単に言うと、手元にあるパソコンを使用して、ネットワーク経由で物理的に離れた場所にある端末を操作できるようになります。
例を挙げると、
・出先から家の端末を操作する
・本社から支社に設置している端末を操作する
このように、場所に縛られないため、重宝している方が多いですが、その分デメリットも表面化しています。
これから書くリモートデスクトップ接続機能のメリット・デメリットを把握しておきましょう。
リモートデスクトップ接続機能のメリット
現在、感染症が流行った傾向で一気にテレワーク化が進み、自宅での業務のやり方定着したり、自宅にあるパソコンにすぐにアクセスしたりとIT業界に革新をもたらしました。
そんなリモートデスクトップ接続機能のメリットはたくさんあります。
それでは、リモートデスクトップ接続機能のメリットについて見ていきます。
場所を問わずアクセスできる
リモートデスクトップ接続機能を活用している方はほとんどが「場所を問わずアクセスできる」という最大のメリットのために、利用しています。
手元にリモートデスクトップ接続ができる環境が整った端末があると、出張先などの離れた場所からでもすぐにアクセスできます。
また、リモートデスクトップ接続を利用すれば、複数のパソコンを使い分ける必要がなくなり、どの場所でも自分の環境で作業することができます。
移動時間を短縮できる
リモートデスクトップ機能が無い場合は、パソコンがある場所に必ず移動して、作業したいパソコンの前で作業することを余儀なくされていました。
しかし、リモートデスクトップ機能を活用すると、わざわざ対象の端末の前まで移動しなくても、パソコンを操作して作業できるため、単純に移動時間を短縮できます。
そのため、会社と自宅が離れていて、緊急の作業が必要になった時でも、本機能を使用することですぐに接続でき、対応することができます。
時間は有限なので、わざわざ移動するためだけに消費していた分を他のことに回せることは大きなことで、その時間を有効活用することで趣味や好きなことに割り当てられます。
そのため、より充実した毎日を送ることができるようになりました。
感染症等を患っても、作業ができる
コロナやインフルエンザなどの他の人にうつる可能性がある感染症を患ってしまうと、例え本人がどれだけ働きたくても、納期が迫っていたとしても、会社に出ての作業は禁止されます。
リモートデスクトップ機能が無い時代はどうしようもありませんでしたが、この機能を活用すると、本人はきついかもしれませんが、わざわざ会社に出ずとも、作業できるのです。
そのため、感染症を患ったとしても、仕事が止まることを防げるようになったのです。
2.データのセキュリティを確保
パソコンのセキュリティ対策をしっかり施していれば、情報漏洩やウイルス感染のリスクを軽減することができます。
というのも、リモートデスクトップ機能を使用せずに、自宅で会社の業務を行おうとすると会社で使っているデータを持ち帰らなければならないことが多くなります。
データの持ち運び方法は様々でパソコンをそのまま持ち帰るか、USBメモリなどの外部媒体に保存して持ち帰るかなどがあります。
持ち帰る際に、端末や媒体を紛失する可能性は0では無いため、持ち運びが発生する度に常にリスクにさらされます。
しかし、リモートデスクトップ接続を利用することでリモート接続を介して作業を行うため、データの持ち運びは発生せず、データのセキュリティを確保することができます。
ハードウェアの効率的な活用
複数のオフィスで特定の作業を行う際に、今まではオフィス分の専用端末を用意しなければならなかったため、費用がかさみ、ハードウェアを効率的に活用できていませんでした。
しかし、リモートデスクトップ機能を活用するとどこかの拠点に1端末置けば、作業する際にリモートデスクトップで操作できるので、用意する端末は1台で済みます。
一つのパソコンを複数のユーザーで共有することができるため、ハードウェアの効率的な活用ができます。
ファイルの共有と編集が容易
リモートデスクトップ接続では、自分のパソコンのデスクトップを遠隔地から操作することができます。
これにより、リモートでの共同作業やファイルの共有が容易になります。
例えば、同じプロジェクトに参加しているメンバーと、リモートデスクトップ接続を通じてファイルの編集や共有ができます。
さらに、リアルタイムでのコミュニケーションも可能であり、遠隔地でも円滑なコラボレーションができるようになります。
セキュリティの向上
リモートデスクトップ接続は、セキュリティの向上にも寄与します。
例えば、外部からの不正アクセスやデータの漏洩を防ぐために、リモートデスクトップ接続では暗号化技術が使用されます。
また、リモートデスクトップ接続を利用することで、データのバックアップやセキュリティの管理も簡単に行うことができます。
これにより、重要な情報や個人データの保護を強化することができます。
デバイスの制約を解消
リモートデスクトップ接続を利用すれば、自分のパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどのデバイスからもアクセスすることができます。
これにより、外出先や移動中でも自分のデスクトップにアクセスして作業することができます。
また、デバイスに依存せずに作業を行うことができるため、作業の柔軟性が増し、生産性を向上させることができます。
コストの削減
リモートデスクトップ接続を利用することで、物理的なパソコンやサーバーの数を減らすことができます。
これにより、ハードウェアの購入やメンテナンスにかかるコストを削減することができます。
また、リモートデスクトップ接続を利用することで、効率的な作業環境を構築することもできます。
これにより、作業効率の向上や業務の効率化を図ることができます。
リモートデスクトップ接続機能のデメリット
今まで書いてきたように、リモートデスクトップ機能は働き方や端末、データ管理において革新をもたらしました。
IT業界では、便利になればなるほど、それなりのリスクが生じる可能性があるとよく言われますが、このリモートデスクトップ機能も例外ではありません。
これからリモートデスクトップ接続機能のデメリットについて書いていきますので、デメリット部分をしっかり把握して、この便利な機能を活用しましょう。
それでは、リモートデスクトップ接続機能のデメリットについて見ていきます。
セキュリティの低下
リモートデスクトップ接続機能を活用するには、どうしても外部からの接続を許可する必要があります。
その際に、通信ポートを開放したり、ファイアウォールの設定を緩くしたりとセキュリティ面で不安を抱えることになります。
安全なパスワードの設定や、セキュリティソフトの導入など、適切な対策を行うことが重要です。
また、接続に必要な情報等が流出してしまうと、悪意ある攻撃者が簡単に接続できるようになってしまいますので、不正アクセスなどのリスクに対して常に注意を払う必要があります。
また、公共のWi-Fi環境など、セキュリティの低いネットワークでの使用は避けるべきです。
端末が常時起動状態
リモートデスクトップ接続機能を活用するには、接続先の端末は常時立ち上げておく必要があります。
そうなると、サーバのような24時間365日起動していても問題ない端末であれば良いですが、業務用パソコン等の長時間連続起動が想定されていないような端末であれば、製品寿命が大幅に短縮してしまう可能性があります。
また、何かの拍子で端末のリモートデスクトップ接続に必要な機能に不具合が発生した場合は、接続できず端末があるところまで出向き、再起動などの対応が必要になります。
電気代が上がる
端末の電源設定で、端末を起動しない時はスリープ状態や休止状態にすることで、消費電力を抑えることができます。
リモートデスクトップ接続を使用する際には、スリープ状態や休止状態にしておくと、接続できませんので、消費電力を抑えることができません。
この消費電力が増えた分だけ、電気代が上がることになります。
複数台同時アクセスできない
1台の端末に複数台からアクセスがあると、接続中のリモート接続が優先されます。
つまり、1台の端末には、1台の端末からのみリモート接続できることになります。
複数人が同時に一台の端末にアクセスし、そうさすることはできず、これは仕様ですので、どうしようもありません。
インターネットの接続状況に左右される
リモートデスクトップ接続を利用するためには、インターネット経由での接続機能になります。
そのため、インターネット環境が不安定な場所では、接続が途切れたり、遅延が生じたりすることがあります。
特に、アップロード速度が遅い場合は、リモートデスクトップの操作が遅くなる可能性があります。
リモートデスクトップ接続は、ネットワークの安定性にも左右されます。
ネットワークの不安定さや一時的な接続の切断が起こると、作業中のデータが失われる可能性があります。
特に、移動中や電波の届きにくい場所での使用では、接続の安定性に課題が生じることがあります。
そのため、作業に影響が出ないように、安定したインターネット環境を確保する必要があります。
また、一部の機能やグラフィックの表示にも制約があり、快適な作業環境を確保することが難しい場合もあります。
リモート接続によるデータ転送の制約
リモート接続を利用してファイルを転送する場合、インターネットの帯域幅によって転送速度が制約されることがあります。
大容量のファイルを送受信する場合や、リアルタイムでの映像や音声のストリーミングを行う場合には、快適な使用が難しい場合があります。
ハードウェアの制約がある
リモートデスクトップ接続を行うためには、使用するコンピューターに一定の要件が必要です。
特に、通信速度や処理能力が低い場合には、操作やデータの転送に時間がかかることがあります。
また、高解像度の表示や高速な処理を行うためには、パソコンの性能が高さが条件になります。
古いモデルのパソコンや低性能のデバイスでは、リモートデスクトップ接続の利用に制約が生じる可能性があります。
利用環境の制約
リモートデスクトップ接続は、特定の利用環境でのみ利用できる場合があります。
たとえば、一部のオペレーティングシステムやデバイスでは、リモートデスクトップ接続がサポートされていない場合があります。
また、会社や組織のネットワークポリシーによっては、リモートデスクトップ接続の利用が制限されていることもあります。
これらのデメリットを踏まえた上で、自分の環境やニーズに合わせてリモートデスクトップ接続を利用するかどうかを検討しましょう。適切なセキュリティ対策やハードウェアの準備を行い、快適なリモート作業環境を実現しましょう。
デメリット部分の対処法
上で紹介したデメリットの内、やれることがあるとしたら、「セキュリティの低下」への対処だけで、他の項目については、どうしようもありません。
セキュリティをできるだけ高いレベルに保つには以下の点に注意が必要です。
- ポート開放などの設定を行う場合は必要最小限に抑える
- リモート接続に必要な情報は、外部に漏れないように厳重に管理する
- 特定の端末からのリモート接続しか受け付けないようにする
- セキュリティソフトを導入し、通信を制限する
- リモートデスクトップ接続が許可されているか、会社の規程を確認する
- 安定的なインターネット回線を確保する
- フリーWi-Fiに繋がない
- 不審なメールやファイルを開かない
- リモート操作するパソコンにデータを保存しない
上記のような対処法をとると、ある程度セキュリティを担保できたままリモートデスクトップ接続機能を使用することができます。
おすすめの無料のリモートデスクトップ接続法
無料で使用できるリモートデスクトップ接続機能の中でおすすめは以下の4点です。
- Windows標準のリモートデスクトップ接続機能
- Chromeの拡張機能であるリモートデスクトップ接続機能
- Brynhildr(ブリュンヒルデ)
- Team Viewer
Chromeのリモートデスクトップ接続の設定から接続方法までを以下の記事にまとめていますので、是非チェックしてみてください。
次にWinodows標準のリモートデスクトップ機能を活用すれば、パソコンなにもインストールすることなく、リモート接続ができますので、以下の記事を参考にしてみてください。
リモートデスクトップ接続機能を活用する際は、その便利さによりメリット部分に目が行きがちですが、注目すべき点はデメリット部分です。
便利だからという理由で何も考えずに使用して、ウイルス感染した、データが流出した、不正アクセスされて攻撃に使用されたとなっては、意味がありません。
個人であればまだ良いですが、会社が絡んでくると顧客のデータが流出する恐れがあり、そうなると取り返しがつかない事態になり兼ねません。
今やリモートデスクトップ接続で簡単に特定の端末を操作できますが、常に無視できないリスクが付きまとっていることを頭に入れておきましょう。
まとめ
「リモートデスクトップ接続のメリット・デメリット」について説明してきたけど、どうだったかな?
メリットの項目に関しては、おおよそ想像していた通りだったけど、
デメリットの項目に関しては、知らないことが多く目から鱗が落ちたよ。
それは良かった。
便利なものをノーリスクで使用できれば最高だけど、やはり便利になればなるほど何かしら無視できないデメリットが生まれてくるから、難しいよね。
リモートデスクトップ接続は、パソコンで作業するすべての人にとって非常に便利なツールです。
メリットとしては、場所を選ばずに自分のパソコンから他のパソコンにアクセスできることや、外出先でも自宅のパソコンにアクセスできることが挙げられます。
また、セキュリティの面でも優れており、安全に遠隔操作ができる点も魅力です。
一方で、デメリットとしては、インターネットに接続されていない場合には使用できないことや、通信環境が不安定な場合に接続が途切れる可能性があることがあります。
また、リモートデスクトップ接続を利用するためには設定が必要であり、初めて利用する方にとっては少し手間がかかるかもしれません。
デメリット部分に気を付けながら、リモートデスクトップ接続を上手に活用すれば、効率的な作業環境を構築することができます。
パソコンで作業するすべての人にとって、リモートデスクトップ接続は必須のツールとなっています。
ぜひ一度して試みてください。
この記事が皆さんの役に立てれば、幸いです。
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