僕は今AGA治療していて、治療薬を使用しているんだけど少しずつ元の毛髪状態にまで戻ってきていることを実感できている最中だよ。
AGAについて調べていくと、ヘアサイクルというものが深く関わっていることが分かったんだ。
ヘアサイクル?
聞いたことはあるけど、AGAとどう関係してくるの?
ヘアサイクルとその関係性について教えてよ。
分かったよ。
これから「AGAとヘアサイクルの関係性」について説明するね。
AGAとヘアサイクルには深い関係性があるということをご存じでしたか?
ヘアサイクルが乱れると薄毛が進行する可能性が高まるのですが、AGAになるとヘアサイクルが乱されるようになるのです。
AGAとヘアサイクルの関係性をきちんと整理することで、AGAになると髪が抜ける原理が分かるようになるはずです。
この記事では、「AGAとヘアサイクルの関係性」について僕の経験と共に書いていきます。
AGAとは
まずはAGAについて簡単に整理します。
AGAによる薄毛はある規則に則った形で進行して行きます。
AGAによる薄毛の進行型には、頭頂部から進行するO字型、生え際の両端から進行するM字型、生え際と頭頂部から同時に進行するU字型があります。
いずれもそのまま放っておくと、進行していくため、非常に厄介な病気です。
ただ進行するだけならまだしも、外見にも大きな影響が出るため、不潔に思われたり、恋愛で不利になったりと負のスパイラルに陥るのです。
僕もAGAになってから、嫌と言うほどAGAのデメリットを思い知らされたよ。
僕は進行が遅いタイプだったので気づくのが遅くなりましたが、治療していない期間は徐々に進行していきました。
僕は初めはM字型のみで、その後O字型も発症しました。
今では治療を行いO字部分は改善し、M字部分は産毛が太くなってきています。
(早く回復してほしい~。)
薄毛になる原因と気づくきっかけと対処法について以下の記事にまとめていますので、是非チェックしてみてください。
AGAとヘアサイクルの関係性
ヘアサイクルについて簡単に整理します。
このように、毛髪はヘアサイクルという決められた周期に則って、生えたり、伸びたり、抜けたりしています。
このヘアサイクルですが、実は回数に上限があると言われていますので、しっかり頭に入れておきましょう。
※ヘアサイクルの回数が上限に達すると、毛乳頭が死滅してしまいますので、その部分は二度と髪が生えてこなくなります。
AGAになるとこの内、成長期(最も期間が長く、髪が成長する時期)が強制的に短くなることで、自然とヘアサイクル1周期の期間も短くなります。
先ほども書きましたが、ヘアサイクルの回数はサメの歯が無限に生えるのとは異なり、上限が決まっていて、個人差がありますが、だいたい15回程度と言われています。
AGAを発症すると、ヘアサイクルの消費が急激に速くなってしまい、初期の段階では問題なくても、進行すればするほど、ヘアサイクルの残数が少なくなっていきます。
そのまま放置しているといずれ残数が0になり、その部分からは髪が生えてこなくなります。
AGA治療をしても、あまり効果が無い人はヘアサイクルの残数が0の人のことなんだね。
AGAになるとヘアサイクルが乱れる原因と仕組み
AGAが発症するとヘアサイクルが乱れることが判明したのですが、その原因と仕組みについて迫っていきます。
通常であれば、成長期、退行期、休止期と一定期間を経てヘアサイクルが回っていきます。
しかし、AGAになると、成長期から一気に休止期へと退行期を飛ばす形になってしまうため、ヘアサイクルが乱れてしまうのです。
厄介なことに、一度乱れたヘアサイクルは簡単に正常な状態には戻らないんだよね。
ヘアサイクルを正常な状態に戻すためには、いくつかの手法がありますが、ことAGAにおいてはAGA治療を行うことでしか解決することができません。
AGA治療で、ミノキシジルやフィナステリドの服用を継続すると、ヘアサイクルに異常がある部分は髪が抜け、ヘアサイクルをいったんリセットすることで正常な状態の髪が生えてくるようになります。
ヘアサイクルを整える過程で毛髪が抜ける現象を初期脱毛と言います。
AGA以外でヘアサイクルが乱れる原因
ヘアサイクルが乱れることで抜け毛が増え、薄毛になる可能性があることが判明しました。
ヘアサイクルを乱す原因は実はAGAだけでは無いのです。
AGAを発症していない皆さんも一時的でも良いので、抜け毛が大幅に増えた時期を経験したことはありませんか。
その時にもヘアサイクルが乱れていた可能性があります。
確かに、ヘアサイクルが乱れた時に抜け毛が多くなるのなら、抜け毛が多くなった時期はヘアサイクルが乱れている可能性があるね。
実はヘアサイクルはAGA以外にも様々な要因で乱れることがあります。
その要因には以下の5つが考えられます。
- ストレスによる
- 自律神経による
- 加齢による
- 生活習慣の乱れによる
- 季節による
それぞれについて簡単に説明します。
ストレスによる
過度なストレスがかかり続けると、体のさまざまなところに影響が出てきますが、その影響の一部がヘアサイクルにまで及ぶことがあります。
僕はストレスでヘアサイクルが乱れやすいタイプだったみたいだよ。
僕は元々AGAで進行が遅いタイプでしたが、ストレスがかかると、かなりのスピードで薄毛が進行して行った経験をしました。
そのため、AGAが発症している人はストレスにより薄毛の進行スピードが速くなりますし、AGAが発症していないけど予備軍の人はストレスがAGA発症の引き金になることがあります。
ストレスを上手くコントロールできれば、ストレスによる薄毛進行に怯えなくても済みますが、ストレスを完全に制御することは非常に難しいです。
なぜなら、以下の要因が絡んでくるからです。
- 仕事で業務量が多く、残業が多くなる
- 学生から社会人になったり、別の部署に異動になったりと新しい環境に慣れなければならない
- 自分ストレスだと認識していないことが実はストレスになっていた
このように、外部環境に依存したり、自分の意識外のところで影響していたりと、どうにもならない場面が多々あります。
そのため、ストレスがかからないような手段に出るのはお勧めしません。
ストレスにきちんと対処するには、ストレスがたまらないように、定期的に発散することです。
ストレスゲージのようなものが見えれば、ストレスの管理は楽になるのですが、そのような機能は人間に搭載されていないので、厄介なのです。
そのため、ストレスがたまったと思ったら発散するしかないのです。
ストレス発散方法を見つけられていない人は、いざという時のために事前に複数探しておいた方が良いです。
発散法が分からなかったら、模索する時にもストレスを感じてしまうから、自分を追い込むことになるんだ。
ちなみに僕は、車の運転中に大声で歌ったり、好きなアニメを見たり、ゲームをしたりすることで発散しています。
自律神経による
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
交感神経は、体を活発状態にするためのものであり、副交感神経は逆に体を安静状態にするためのものです。
自立神経が乱れると、交感神経と副交感神経をうまく切り替えることができなくなります。
さらに、自律神経が乱れると、体調が悪くなるよね。
自律神経が乱れる代表的な原因は以下の通りです。
- 生活習慣の乱れ
- 昼夜逆転の生活
- ストレスの影響
このように、自律神経が乱れる原因は様々です。
自律神経が乱れると、睡眠時等に交感神経の状態のままになり、なかなか寝付けなかったり、寝つけたとしても睡眠の質が悪く、睡眠時間も十分に取れていない状況を引き起こします。
髪は睡眠時に分泌される成長ホルモンにより成長し、その際に髪の成長や修復を行ってくれます。
自律神経が乱れないように、日ごろから何かしら対策を行うようにしましょう。
加齢による
加齢によって、ヘアサイクルが乱れやすくなることがあります。
加齢になるにつれて、薄毛になるのは、髪の生成能力が下がることとヘアサイクルが乱れやすくなることが原因と考えられています。
これは自然現象なので、どうしようもないことです。
年齢を重ねても、薄毛にならない人は少ないから、皆に起こることだと考えてもおかしくないよね。
ヘアサイクルが乱れる加齢以外の原因を取り除き、最小限の影響に抑えましょう。
生活習慣の乱れによる
生活習慣が乱れることで、ヘアサイクルも乱れやすくなることがあります。
生活習慣が乱れる原因には様々考えられますが、代表的なものは以下の通りです。
- 偏った食事
- 睡眠不足
- 昼夜逆転した生活
まだまだ原因はありますが、今生活習慣が乱れていると感じた方は、今の状況が普通になっているため、意識して改善しようとしないと永遠に改善できません。
今やりたい放題な生活をして、薄毛になる可能性を高くしていくことと、ある程度規則正しい生活をして薄毛の可能性を低くすることを天秤にかけて、どうすべきか決定しましょう。
しかし、夜勤や残業などで睡眠不足や昼夜逆転が発生し、どうにもできない場合がありますので、できる範囲で努力することが大事になってきます。
そのため、自分で改善できると思ったことから徐々に実践していきましょう。
季節による
皆さんも毎年ある季節に抜け毛の本数が多くなる時期があることを自然と認識していると思います。
実は、ヘアサイクルが乱れやすい季節が存在するのです。
と言うのも特定の季節が直接ヘアサイクルに関わってくるわけでは無く、季節による環境の変化がヘアサイクルの乱れの原因になっているのです。
例えば、夏になると、紫外線が多くなるため、頭皮に照射される紫外線も当然増えます。
また、暑いため、冷たいものを中心に摂取するために、それらの蓄積がヘアサイクルの乱れの原因になってくるのです。
秋は抜け毛の季節と言われるほど、髪も抜けてしまいます。
僕も秋になると、毎年すごい量の抜け毛が出るよ。
これは夏に頭皮が紫外線を受けたことや冷たいもので体を冷やし続けた結果が遅れて、秋になって現れているのです。
外出時には帽子をかぶったり、体を冷やしすぎないように注意したりしながら、ダメージを最小限に抑えましょう。
ヘアサイクルを整えるための対処法
今までヘアサイクルが乱れる可能性がある原因について書いてきました。
ヘアサイクルを整えるには、原因となる要素を取り除いてあげなければなりません。
ヘアサイクルを整えるには、以下のことを改善しなければなりません。
- AGA治療(AGAの場合)
- 質の良い睡眠
- 生活習慣を整える
それぞれについて簡単に説明します。
AGA治療(AGAの場合)
AGAの人は、AGA治療でしか解決できないんだ。
AGAの場合は、AGA治療でしかヘアサイクルを整えることはできません。
もちろん、他の方法も実践すべきですが、気休め程度の効果しか実感できません。
AGA治療薬を服用すると、まずヘアサイクルを整えるために異常が発生している毛髪を強制的に排除します。
その後、ヘアサイクルが整えられ、きちんとした毛髪が生えてきます。
質の良い睡眠
睡眠時間、睡眠の質ともに重要なんだ。
睡眠中に分泌されるホルモンにより、頭皮環境が整えられ、ヘアサイクルを整える効果があります。
夜更かし等をしているとホルモンの分泌量が少なくなったり、正常に分泌されなかったりするので、ヘアサイクルが乱れやすくなります。
僕も夜更かししがちの時期は、抜け毛が極端に多かったよ。
このように、睡眠はヘアサイクルに深く関係してきますので、睡眠時間を確保しつつ、できるだけ質の良い睡眠をとるようにしましょう。
生活習慣を整える
生活習慣を整えるといっても、やることはたくさんあるんだ。
生活習慣はヘアサイクルと深く関係していると言われています。
上で説明した睡眠も生活習慣の一部です。
その他にも、ストレスをためなかったり、バランスの良い食事だったりがあります。
一度自分の生活習慣を見直して、通常とは異なると判断したら、改善するように努力してみましょう。
まとめ
「AGAとヘアサイクルの関係性」について書いてきました。
僕の実体験と共に説明してきたけど、どうだったかな?
ヘアサイクルに上限があるって知らなかったぁ。
自分のヘアサイクルの上限と残りのヘアサイクルの数が分かる方法があれば、便利なのにね。
そうだね。
個人で抜け毛の状態を見ることで毛髪の状態を把握できるから、AGAかどうか判断する目安があるけど、分からなければ専門店で見てもらうようにしたら良いよね。
皆さん、いかがでしたか?
AGAとヘアサイクルには密接な関係があり、AGA以外が原因の場合でもヘアサイクルが乱れることで薄毛が進行する可能性があることが分かりました。
特にAGAが発症していると思ったら、すぐに治療を開始しないと、ヘアサイクルを無駄に消費してしまい、将来の毛髪状況に多大な影響を及ぼします。
それを防ぐためにも、薄毛の原因がAGAかそれ以外かを正確に判断する必要がありますが、AGAについて詳しくない方はすぐに判断できないと思います。
そのため、薄毛が進行しているかもと思ったら、すぐに皮膚科や専門店に相談するようにしましょう。
今、AGAは3人に1人は発症していて、専門店もいたるところにあるため、わざわざ他県にまで出向かなくても良い環境が整っています。
早期発見・早期治療を行えば、無駄にヘアサイクルの回数を消費しなくて済みます。
今一度ヘアサイクルには上限があることを押さえておいてください。
この記事が皆さんの役に立てば幸いです。
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