僕は今AGA治療をしているんだ。
そこで思ったのは、AGAだと気付いた時点で治療を開始すべきだったということなんだ。
そうなんだ。
早めに治療することでメリットがあるの?
そうだよ。
逆に早めに治療しないと、手遅れになることがあるんだ。
これから僕の経験を元に説明するね。
AGAの症状が確認したは良いものの、進行速度が遅いからと言って、何も対策をしていない方はいませんか?
AGAはあるきっかけで進行速度が急変することがあります。
その時になってから、AGA対策をしようとしても手遅れになる場合があります。
この記事では、「AGAだと思ったらすぐに行動しなければならない理由」について僕の経験と共に書いていきます。
AGAとは
AGAとはどんな病気で患うと体にどんな変化が起こるか説明するね。
AGAとは男性型脱毛症とも言われ、ある規則に則って薄毛が進行していく病気のことです。
今は年代関係なく、薄毛が進行する男性が多く、そのほとんどの原因がAGAの発症です。
僕の周りにも20代で薄毛の人がいるよ。
若年層の薄毛は今や珍しくないね。
そんな僕も10代後半から薄毛が徐々に進行していたしね。
AGAは放っておくと、薄毛が進行して行きます。
AGAによる薄毛進行を防ぐには、AGA治療を継続するしかありません。
AGA発症の可能性はいつから?
一昔前は薄毛と言えば、壮年期というイメージがついていました。
しかし、最近では、薄毛に年齢は関係ありません。
若くして薄毛になる方もいれば、年を取っても薄毛にならない人までいろいろな人がいます。
僕は10代後半でAGAが発症したから、10代でもなる可能性があるよ。
僕の経験からして、AGAが発症する可能性があるのは、10代後半からです。
AGA発症時の特徴
AGAが進行すると、分かりやすい特徴が現れます。
AGAによる薄毛の進行型には、頭頂部から進行するO字型、生え際の両端から進行するM字型、生え際と頭頂部から同時に進行するU字型があります。
AGAの進行速度には、個人差があり、注意していないとあっという間に進行してしまう人もいます。
童顔SさんはAGAの進行速度はどうだったの?
僕は比較的遅い方だったよ。
AGAには気づきやすい進行型と気づきにくい進行型があります。
まずは気づきやすい進行型について見ていきます。
次に気づきにくい進行型について見ていきます。
人によって、どの型から進行するかは分かりません。
特にO字型はかなり進行してから気付くことが多いので、日々のチェックが必要です。
AGAが発症しやすい人
AGAは誰にでも発症する可能性がありますが、その中でも、発症しやすい人と発症しにくい人に分類することができるのです。
ここでは、AGAが発症しやすいとされる人の特徴を見ていきます。
それぞれの理由を簡単に説明します。
家族や親せきに薄毛の人がいる
AGAは遺伝の影響を強く受ける病気です。
ですので、家族や親せきに薄毛の人がいる場合は要注意です。
特に母方の祖父が薄毛だった場合は、かなりの確率で薄毛になります。
僕の家族や親せきには、薄毛の人はいないから安心したよ。
安心するのは少し早いよ。
家族や親せきに薄毛の人がいないから、大丈夫だと思われた方には残酷ですが、まだAGAになる確率は残っているのです。
その理由は、「隔世遺伝」という可能性があるからです。
このように例外もありますので、十分注意しましょう。
ストレスに敏感
ストレスに敏感だったり、ストレスが多い環境にいたりする人はAGAが発症する可能性があります。
これらはストレスによるホルモンバランスの乱れで起こる男性ホルモンの異常分泌が原因とされています。
髪質が変化した
以前は、固くしっかりとした髪質だったのに、急に細く、やわらかい猫毛に髪質が変化した人は注意が必要です。
AGAによって、髪の成長が妨げられている可能性があります。
髪質って変化するんだ?
そうだね。
AGA以外でも、加齢によっても変化することがあるよ。
髪質の変化は薄毛の前兆だと言われています。
AGA発症の原理
ここでAGAが発症する原理について見ていきます。
特に生え際や頭頂部付近に5αリダクターゼ(Ⅱ型)が多く存在しているため、O字型、M字型、U字型を中心に薄毛が進行していきます。
でも、男性ホルモンってだれにでも出ているものだよね?
どの部分が遺伝に関係しているの?
遺伝に関係しているのは、アンドロゲンレセプターの感度と5αリダクターゼの活性度だよ。
アンドロゲンレセプターの感度と5αリダクターゼの活性度が強ければ強いほど、AGAを発症しやすくなります。
AGAを発症するとヘアサイクルが乱れる
実はAGAになると、ヘアサイクルが乱れます。
毛髪はヘアサイクルに則って、一定周期で生え変わっています。
その周期の中には、成長期・退行期・休止期があります。
AGAになると、指令が出され、成長期の髪が強制的に休止期に移行してしまいます。
すると、通常のヘアサイクルからは外れてしまい、乱れてしまうのです。
AGAが発症した人の髪質が変化するのは、ヘアサイクルが乱れるからってこと?
そうだね。
髪が成長する成長期が短くなるから、十分に成長できないんだ。
だから、コシの無い細い髪ばかりになるんだよ。
ヘアサイクルが乱れると、髪が十分成長できません。
AGAになると、髪が抜けるのに加え生えている髪が細くなるため、余計に薄毛に見えてしまうのです。
AGAの治療法
AGAの治療法は、DHT生成の原因になる5αリダクターゼを抑制するフィナステリドやプロペシアの服用と毛母細胞を活性化させるミノキシジルの服用が有効とされています。
それ以外は気休め程度で、ほとんど効果が感じられません。
周りの根拠のない情報に踊らされないようにしよう。
実際に、頭皮マッサージや育毛剤を試してみましたが、目に見える効果は出ませんでした。
これは僕が検証済みです。
なぜ早期発見・早期治療が必要なのか?
ここまでAGAについて原因や治療法について簡単に書いてきたけど、ここからはなぜ早期発見・早期治療が必要なのか説明するよ。
今までAGAの原理や治療法を見てきました。
科学的に証明された効果がある治療法であれば、AGAの進行具合に関係なく、元のふさふさだった状態まで回復すると思いがちです。
しかし、実はそうではないのです。
その理由を以下の2つの観点から説明します。
それぞれについて説明します。
ヘアサイクルの回数には上限がある
髪って、サメの歯のように永遠に生え変わり続けるわけではないんだよ。
実は髪の生えかわりに深く関係するヘアサイクルの回数の上限はだいたい決まっていて、通常であれば15回程度とされています。
※回数に関しては個人差があります。
AGAを発症すると、ヘアサイクルの内、通常4~6年間続く成長期が短縮され、極端に短くなります。
この成長期が縮まると当然、一度のヘアサイクルの期間も短くなります。
成長期ってヘアサイクルのどれだけを占めているの?
本当に大部分だよ。
他の退行期・休止期は長くても3か月程度なんだ。
AGAになると、短期間のうちにヘアサイクルの残数を消費してしまうので、すぐにヘアサイクルの上限に達してしまいます。
つまり、髪の寿命を迎えるということです。
まとめると、髪は永遠に生え変わるものではなく、ヘアサイクルの上限を超えると髪を生成する毛乳頭が死滅し一切生えてこなくなります。
※ヘアサイクルは、一つ一つの毛乳頭ごとに存在するので、一斉に生えてこなくなるわけではありません。
AGAに有効な治療法は、毛乳頭が活動している部分にのみ作用します。
毛乳頭が死滅している部分にはいっさい効果がないのです。
これが早期発見・早期治療が必要な理由の一つです。
回復までに時間がかかる
あまりにもAGAによる薄毛が進行していると、どうしても回復までに時間がかかるんだ。
単純にAGAによる薄毛が進行している場合、元通りの状態に回復するまでに時間がかかります。
また、初期脱毛があるので、薄毛が進行しているとさらにその状態で髪が抜けることになります。
そうなると、周りに薄毛だとばれることがあり、ばれないようにする対策が大変になります。
この2つの理由により、早期発見・早期治療が必要ということになります。
AGAの進行速度は加速することがある
僕の経験上、AGAの進行速度は一定ではありません。
進行速度は体内環境にも外部環境にも影響されるのです。
進行速度が加速する可能性がある代表的な原因は以下の3点です。
それぞれについて簡単に説明します。
加齢によるもの
AGAと加齢は直接的な関係はありませんが、AGAを発症中に加齢により毛乳頭の活性度が落ちるとより速度が増したように見えます。
この2つが合わさることで、AGAが進行速度が加速したように見えてしまうのです。
確かに加齢とAGAは関係なさそうだね。
そうだね。
どちらも薄毛にはなるけど、原理が異なるからね。
この2つが合わさるとあっという間だと思うよ。
ストレスによるもの
過度なストレスは体に異常をきたします。
ストレスでAGAが発症したと聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
これは半分正解で半分間違いです。
はっきりしない回答だね。
何が正解なの?
ストレスだけではなく、他の原因も絡むと、AGAが進行することがあるんだ。
ストレスにより、ホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが多量分泌されるとAGAの原因にあるDHTが生成されやすくなります。
ここまでは、誰にでも起こる現象です。
ここから薄毛が進行するかは、アンドロゲンレセプターの感度と5αリダクターゼの活性度次第なのです。
過度な筋トレによるもの
適度な筋トレであれば、血行改善や汗や尿によりDHTが排出されるため、むしろ薄毛対策には良い効果を及ぼします。
しかし、ストレスを感じてしまうような過度な筋トレを行うと、排出するDHTよりも生成されるDHTの方が上回り、AGAが進行してしまうことがあるのです。
なるほど。
でも、ボディビルダーでも、髪がふさふさな人は多いよ。
あれは何でなの?
結局のところ、アンドロゲンレセプターの感度と5αリダクターゼの活性度次第になるんだ。
だから、これらの条件がそろっていると薄毛が進行するんだ。
発見が遅れたら、諦めたほうが良い?
発見が遅れると、元の状態に戻るまでに時間がかかったり、最悪の場合手遅れということもあり得ます。
この辺の判断基準はしっかりしておきたいよね。
そうだね。
「産毛が生えていると希望は残されている」が答えかな。
産毛が生えているということは、毛乳頭が死滅していないということになります。
今までも書いてきましたが、AGA治療は毛乳頭が活動している部分にしか効果がありません。
ですので、毛乳頭が活動している部分は回復が期待できるのです。
じゃあ、薄毛がかなり進行していて、毛乳頭が死滅している部分が多い人ほど元通りに回復できないってこと?
その通りだよ。
だからこそ、進行具合で回復可能な可否を示している画像が存在するんだよ。
その画像が大体の目安にされているんだ。
AGAによる抜け毛には特徴がある
実はAGAで抜けた毛髪には、特徴があります。
通常の抜け毛とは全く異なるの?
そうだね。
かなりの違いがあるから、すぐに分かるよ。
AGAだと断定するには、AGA特有のO字型、M字型、O字型のいずれかの薄毛症状が出る以外に判断しようがありません。
しかし、以下のポイントに注目すると、見分けることができるのです。
- 抜け毛の状態
- 抜け毛の本数
抜け毛は頭皮状態を表してくれますので、見るだけで危険サインかどうか判断できます。
抜け毛の本数については季節や時期によりますので、一概に何本以上抜ければAGAだとは判断できません。
しかし、慢性的に抜け毛が多い場合は薄毛毛進行している可能性が高くなります。
僕の体験談
僕は、薄毛が進行し始めてから、10年以上経過した後に本格的にAGA治療を始めています。
遅くない?
めちゃくちゃ遅いと思うよ。
でも、気づくの自体遅かったし、金銭的な問題もあって、早目に取り掛かれなかったんだ。
今では、治療の効果が出て、外から見るとふさふさに見え、「薄毛とは関係なくて良いね」と言われることも多々あります。
しかし、髪をめくったり、分け目を作ったりすると、健康な人より地肌が多く見えます。
そうなんだ。
外からは分からないってだけなんだ・・・
そうだよ。
まぁ、外から分からないだけで全然うれしいけどね。
こうなってしまった原因はやはり、早期治療を行わなかったことです。
治療を始めた頃には、既に毛乳頭が死滅していた部分がところどころあったからなのです。
このように、回復できない場所は回復できていませんが、髪が太く濃くなったことと毛量がだいぶ戻ったおかげで何とかなっているのです。
治療が遅れると僕みたいになりますので、早期発見・早期治療を心がけてください。
AGAだと判断したら、すぐに行動しよう
AGAだと思ったら、後々のことを考えてすぐに行動することをお勧めします。
「あの時・・・」のように後悔しないようにしよう。
今まで説明してきたように、AGA治療を行うにしてもヘアサイクルの上限に達し、毛乳頭が死滅してしまった部分には効果が無く、一生髪が生えてきません。
そうなる前に治療を開始する必要があります。
不安な方は、皮膚科またはAGA専門店に行き、毛髪の状態を見てもらい判断してもらいましょう。
まとめ
「AGAだと思ったらすぐに行動しなければならない理由」について書いてきました。
僕の経験と共に説明してきたけど、どうだったかな?
ヘアサイクルに上限があるって知らなかったぁ。
自分のヘアサイクルの上限と残りの数が分かれば、便利なのにね。
結局毛乳頭が活動していないといくら治療を行っても意味が無いんだよね?
そうだね。
だからこそ、早期発見・早期治療が必要なんだよ。
早期発見・早期治療が必要と言われている一番の理由は、ヘアサイクルの回数に上限があることとAGA治療は毛乳頭が活動している部分にしか効果が無いことです。
薄毛が進行しているかもと思ったら、すぐに専門店に相談するようにしましょう。
早めに気づいた分だけ、無駄にヘアサイクルの回数を消費しなくて済みます。
この記事が皆さんの役に立てば幸いです。
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