僕はAGA治療をしているんだけど、治療前にたくさんの抜け毛があったから、時間が許す限り一本一本どんな抜け毛があるか見てきたんだ。
すると、正常な時と比較して、AGAが原因の抜け毛には違う特徴が見られたんだ。
え?抜け毛で分かるの?
でも、抜け毛で見るところとかどこにあるの?
どうやって見分けるか教えてー。
実は注目すべき点は複数あって、正常な抜け毛と異常な抜け毛には明確な違いがあるんだ。
これから「正常な抜け毛と異常な抜け毛の見分け方」について説明するね。
今は年代問わず、薄毛に悩まされている人が増えています。
薄毛は進行してからではないと分からないと思っている方は多いのではないでしょうか?
しかし、実は早期発見する方法はあるのです。
それは抜け毛を確認することです。
この記事では、「正常な抜け毛と異常な抜け毛の見分け方」について書いていきます。
抜け毛事情について
抜け毛は毎日発生しています。
人間であれば誰しも、1日に50~100本程度髪が抜けていると言われています。
移動中や外出している際は気づかないかもしれませんが、皆さんも以下の状況で抜け毛を見ているはずです。
- 起床時の枕元
- 洗髪時
- 髪を乾かす時
- 髪を櫛で梳かす時
目立つ部分は以上の4つの場合ですが、全てを合計した抜け毛の本数が100本以内に収まっていれば問題ありません。
お風呂場や髪を乾かす時に抜け毛の本数をチェックしてみてください。
この時に一日に抜ける半分の抜け毛が発生すると言われているので、50本程度であれば問題ありません。
※50本は目安です。個人差がありますので、体内環境や時期によっても、変動します。
抜け毛の本数は季節やストレス状態によって変化する
実は、健康な人でも発生する抜け毛の本数は一年中100本以内が続くわけではありません。
季節によっても、ストレス状態によっても、本数は変動するのです。
季節によって抜け毛の本数は変わる
まずは、季節によって変動する理由を簡単に説明します。
抜け毛が発生しやすい時期は、春と秋です。
春は、職場環境が変わったり、新たな道に進んだりと新しい環境に適応する時期です。
新しい環境にすぐに溶け込める人、そうではない人はいますが、慣れるまでは普段より疲れたり、人間関係がうまくいかなかったりと何かと問題が発生します。
また、何かと時間がかかるため、寝不足になることも多いです。
色々な要素が複合して抜け毛が増えることがあります。
秋は、毛の生え変わりの時期です。
夏に受けた紫外線や生活習慣の乱れの影響が秋になって出てきます。
そのため、だれであっても抜け毛が増えるのです。
体感的には通常時の2倍・多い人で3倍抜けます。
季節による抜け毛は一時的ですので、2ヶ月以上続く場合は要注意です。
ストレスによって抜け毛の本数は変わる
次に、ストレスによって変動する理由を簡単に説明します。
軽度なストレスであればほとんど影響は出ませんが、過度なストレスを長期間受けた場合は、心配になるくらい大きな影響が出ることがあります。
ストレスを強く受け続けた場合、ストレスにより睡眠の質やホルモンバランスが乱れます。
その結果、さ異常な細胞をも攻撃してしまい、抜け毛が大量に増えることがあるのです。
季節やストレスで抜け毛の本数が増えることがあるんだ。
この場合の抜け毛も一時的なものであれば問題ありません。
抜け毛が増えた際は焦る前に抜け毛を確認すべき
今まで抜け毛が増える時期や原因について見てきました。
ある日突然抜け毛が大量に増えた場合、薄毛が進行しているのでは?と焦る気持ちは分かります。
しかし、いったん落ち着いて抜け毛に注目してみてください。
正常な抜け毛か薄毛の可能性がある抜け毛化は、抜け毛を見ることで判断できるのです。
抜け毛で薄毛の進行状態はわかる
薄毛が進行している時の抜け毛には、わかりやすい特徴があるんだ。
抜け毛が増えてくると、薄毛になるのではないかと不安になります。
そんな時は抜け毛の本数だけを見るのではなく、抜け毛を確認してみてください。
抜け毛は頭皮状態を正確に表してくれます。
ですので、抜け毛の状態で健康か異常かを判断できるのです。
抜け毛が以下の特徴に当てはまっていると危険サインです。
では、それぞれについて簡単に説明します。
抜け毛が細く弱々しい
細く弱々しい抜け毛が多い場合は、薄毛が進行している可能性が高いね。
抜け毛が「細く弱々しいものばかり」であれば、要注意です。
細く弱々しい抜け毛は、成長途中で抜けてしまった髪です。
健康な人であれば、成長期・退行期・休止期というヘアサイクルの内、新たに生えてきた髪に押し出されることで休止期の髪が抜けていきます。
健康な人の抜け毛は十分に成長しきった太くしっかりとした髪ばかりになるはずです。
頭皮に異常が発生すると、成長期が短くなり十分に成長することができません。
成長期は通常4~6年ありますが、その期間が短縮されることで髪が「細く弱々しく」なってしまうのです。
「細く弱々しく」抜け毛は薄毛が進行するサインになります。
実際に僕がAGA治療を始める前は、成長途中の目に見えるかわからないくらい細く弱々しい髪ばかり抜けていたので、放っておいたら薄毛が進行します。
毛根が無いまたは小さい
毛根が無かったり、小さかったりする抜け毛は、異常が発生しているサインです。
抜け毛の毛根に注目してみましょう。
健康な人の抜け毛は、毛根がマッチ棒のような形になっていて、毛先に行くにしたがって、細くなっています。
毛根が無いまたは小さい場合は髪が十分に成長できていない証です。
僕はAGA治療を始める前の抜け毛の状態は全てと言ってよいほど、少し膨らんでいるかかなり小さいものばかりでした。
ですので、これも薄毛のサインだと言えます。
毛根がいびつな形状
毛根の形がいびつだった場合は、注意が必要です 。
毛根がいびつな形状になっていると、頭皮環境が悪化していたり、栄養が十分に届いていない可能性があります。
頭皮の血行を良くしたり、髪を形作るたんぱく質を積極的に取り入れたり、バランスのとれた食事をとったりして、髪まで栄養を届けましょう。
また、睡眠の質も重要になってきますので、時間・質共に十分な睡眠をとりましょう。
実際に僕がAGA治療前の薄毛進行中に抜け毛を見ると、少数ですが毛根がいびつな抜け毛を見つけることができました。
毛根の色が黒い
毛根の色も関係してくるんだ・・・
髪の毛が黒いのは、毛根にあるメラニンという黒い色素を吸収しながら、成長するからです。
やがて寿命を全うした髪は退行期・休止期と状態が変化して抜けていきます。
寿命を全うした正常な抜け毛の毛根は、メラニン色素がすべて吸収されつくし、白くなります。
つまり、毛根が黒いままだと、寿命を全うする前に抜けてしまっていると言えるのです。
僕は薄毛進行中でも幸い毛根が黒い抜け毛を見たことがありませんでした。
一度は見てみたいと思いますが、それだと薄毛が進行しているということになりますので、これからも見ることが無いよう願っています。
毛根が黒い抜け毛は異常、白い抜け毛は正常です。
毛根からひげのようなものが生えている
毛根から何か生えていることがあるんだ・・・
抜け毛の毛根からひげのようなものが生えていることがあります。
髪は頭皮に根を張り、成長していきます。
ひげのようなものは根のことであり、頭皮に十分に根を張れなかった可能性が高いです。
この状態の毛根は、毛穴の皮脂詰まりや頭皮環境の悪化により発生します。
洗髪時の頭皮の念入りなすすぎ、適度な運動、良質な睡眠で頭皮環境を整えましょう。
僕は、薄毛進行時代に数本抜け毛で確認しています。
毛根の先端がとがっている
毛根がマッチ棒みたいな形ではなく、とがっているものがあるんだ・・・
健康な人の抜け毛は毛根がマッチ棒のような形をしています。
毛根の先端がとがっている抜け毛は毛根が育つ前に抜けた成長途中の髪です。
これはヘアサイクルが乱れている証拠なので、睡眠・運動・ストレス・食事といった生活習慣全体を見直す必要があります。
僕は、薄毛進行時代に2~3本見たことがある程度でした。
健康な髪になるためにはどんな対策が有効なの?
異常な抜け毛が多い場合は、どんな対策をすればよいの?
今まで、頭皮に異常が起きている時の抜け毛の特徴を書いてきました。
抜け毛が正常であれば収まるのを待つしかありませんが、異常があった場合はどうすれば良いのでしょうか?
大きく以下の2通りに分けて考える必要があります。
それぞれについて簡単に説明します。
AGAの疑いがある場合
AGAの疑いがある場合は早期の治療が必要になります。
AGAは髪が十分に成長しきれず抜けてしまう病気です。
現状、治療を継続することでしか改善が見込めません。
AGAはある日突然発症することがあります。
AGAかどうかを見分けるためには、抜け毛が異常であることに加え、薄くなっていく部分が以下の特徴に当てはまっていることです。
簡単に言うと、額のM字部分、頭頂部付近または、両方が他の髪の部分と比較して薄くなっていると感じれば、AGAの可能性大です。
そもそもその前に、髪質の変化(軟毛化)が起きるため分かりやすいです。
AGAの疑いがある場合は、皮膚科かAGAクリニックで診断してもらいましょう。
AGA以外の場合
AGA以外の場合は一時的な症状であることがほとんどです。
そのため、以下の項目を試しながら頭皮の異常を改善しましょう。
- 髪の元となるたんぱく質及びバランスの良い食事をとる
- 質の良い睡眠を7時間程度とる
- 適度な運動を行う
- 頭皮マッサージを行う
- シャンプーや洗髪方法を見直す
- ストレスをためないようにする
頭皮状態が抜け毛に現れるのは、頭皮に異常が発生してから約一か月後と言われています。
ですので、抜け毛の異常を確認してから、対策を行ったとしても、異常な抜け毛は1か月程度は続きます。
しかし、対策を継続することで、しっかりと効果が出てきますので、安心してください。
この中のストレスは非常に危険です。
人によっては、ストレスがかかり続けることでAGA発症のトリガーやAGAの進行速度が増すことがありますので、くれぐれもストレスをためないように定期的に発散しましょう。
それでも改善しない場合
対策を行っても、改善しない場合はどうすれば良い?
異常な抜け毛が多く、対策を行っても改善しない場合があります。
その時は抜け毛の本数も確認してみましょう。
毎日50~100本はだれでも髪が抜けています。
その数を大幅に上回っていて、慢性的に続くようであれば、AGAが発症している可能性が高いです。
AGA治療を継続している方であれば、より強い薬に変更するか組み合わせを変えるか検討したほうが良いです。
その時は迷わず皮膚科に相談するようにしましょう。
AGAであれば早期発見・早期治療することで、元の状態まで回復する可能性が高くなります。
まとめ
「正常な抜け毛と異常な抜け毛の見分け方」について書いてきました。
僕の経験と共に説明してきたけど、どうだったかな?
抜け毛である程度判断できるのは良いね。
異常があれば、早期に気づくことができるね。
もし、上で書いてきた項目に該当していた場合は、早期改善・早期対策が必要だよ。
ちなみに僕はAGA治療を行いながら、上記対策を行い改善を図っているよ。
普段抜け毛をまじまじと見ることは無いと思いますが、抜け毛を見ることで頭皮状態が分かります。
抜け毛がそれほど多くない時期でも、定期的に抜け毛を確認することで、少しでも異常が発生していれば、早めの対策が必要です。
薄毛を改善するためには、早期発見・早期対策が重要です。
抜け毛が出している危険サインを見逃さないようにしましょう。
この記事が皆さんの役に立てれば幸いです。
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