この前脱毛に行ったんだけど、施術数日後、赤い発疹みたいなのができちゃった。
ひどかったの?
結構ね。治るのに時間がかかったよ。
この現象には名前があって、毛嚢炎と呼ぶみたいなんだ。
これから「毛嚢炎」について説明するね。
脱毛している皆さん、毛嚢炎という言葉を聞いたことがありますか?
医療脱毛施術の過程で、毛嚢炎という症状をほとんどの方が経験すると思います。
毛嚢炎が発症する可能性は高く、脱毛契約時や毎回の施術前後の注意事項の中に必ず含まれていたり、店舗内に画像付きで説明が書いてあったりするところが多いです。
この記事では、「毛嚢炎の発症原理や予防法、対処法等」を僕の経験とともに書いていきます。
毛嚢炎(もうのうえん)とは?
まずは毛嚢炎という症状について整理します。
脱毛施術を受ける前に必ず注意点として説明されるほど、発症する可能性が高い症状です。
レーザー照射部全てにできるわけでありませんが、一度発症すると、完治するまでに時間がかかります。
誰にでも発症する可能性があるってこと?
そうだね。
個人差はあるけど、全く発症しない人はいないと思う。
発症しやすい人がいたり・発症しにくい人がいたりと人によって異なり、季節によって発症しやすかったり・発症しにくかったりと外部環境にも依存します。
毛嚢炎の特徴
毛嚢炎には、どんな特徴があるんだろ・・・
毛嚢炎は見た目でいえば、ニキビのようなものです。
毛嚢炎が発症した時の特徴は以下です。
ですので、一度発症してしまうとかなり厄介なことになります。
できればなりたくないね。
毛嚢炎になるのはなぜ?
なぜ毛嚢炎が発症するのでしょうか?
その仕組みを時系列でみていきます。
- STEP1医療脱毛を受け、レーザーが照射される。
- STEP2レーザー照射時に肌にダメージが蓄積される
- STEP3このダメージにより、肌を守っているバリア機能が破壊される
- STEP4外部からの細菌等に対応できなくなる
- STEP5外部からの刺激で炎症が発生しやすくなる
このように、肌を外部から守っているバリア機能が破壊されることで、毛嚢炎が発生しやすくなってしまうのです。
そういうことね。
毛嚢炎になる仕組みは理解できたよ。
良かった。
医療脱毛を受ける以上、毛嚢炎が発症しない可能性は0にはならないんだ。
毛嚢炎になりやすい人の特徴
毛嚢炎は誰にでもなる可能性がありますが、なりやすい人となりにくい人がいます。
僕はどちらかと言うと、なりにくい方寄りかな。
僕は、なりやすい方だと思う。
以下の特徴に当てはまっている方は毛嚢炎になりやすいです。
- 埃っぽい場所にいることが多い
- ニキビができやすい
- 顔を触る癖がある
それぞれについて簡単に説明します。
埃っぽい場所にいることが多い
埃っぽい場所やあまり掃除されていない場所にいる時間が長くなるほど、毛嚢炎になりやすくなります。
少し移動するだけで、埃が舞う場所ってこと?
そうだね。
そんな場所をイメージしてもらえれば良いよ。
埃っぽい場所では、空気中にも埃が粒子状に存在しています。
すると、何もしていなくても皮膚に付着してしまい、炎症が起き、毛嚢炎が発生する可能性が高くなります。
ニキビができやすい
もともと肌が弱く、ニキビができやすい方は要注意です。
ニキビができやすいってことは、外部からの細菌に弱いってことだよね
だから、僕は毛嚢炎になりやすいのか・・・
肌が弱い方は毛嚢炎を発症しやすいです。
レーザーを当てることで、外部の刺激にもともと弱い肌がさらに弱くなります。
すると、いつも以上に、肌トラブルが発生しやすくなり、毛嚢炎にもなる可能性が高くなります。
顔を触る癖がある
顔を触る癖がある方は毛嚢炎が発生しやすいです。
僕は、顔を触る癖があったんだけど、しっかり毛嚢炎になったね。
僕は触らないように意識しているから大丈夫だと思う。
外出したり、作業したりと手が汚れている可能性がある中で、顔を触ってしまうと、細菌がついてしまい、あっという間に毛嚢炎が発生してしまいます。
清潔な手であれば問題ありませんが、触らないようにした方が無難です。
毛嚢炎の予防法
毛嚢炎になると、目立つだけではなく、完治するまでに1週間程度時間がかかります。
毛嚢炎にはなりたくないね。
どんな予防法があるの?
今から説明するね。
僕の場合は、脱毛していることを周りに言っていなかったため、かなり心配されました。
医療脱毛後は、毛嚢炎が発症しやすい環境になることは避けられません。
毛嚢炎が発症しやすくなる一番の原因は、レーザーによって、肌のバリア機能が破壊されるためです。
毛嚢炎を100%防ぐことはできませんが、発症しづらくすることはできます。
そのためには、以下の対策が必要です。
- 肌の保湿
- 空気加湿器の活用
- 生活習慣を整える
- 洗顔をする
それぞれについて簡単に説明します。
肌の保湿
毛嚢炎を予防するために最も有効な方法は、肌の保湿です。
肌の保湿は一番大事なんだ。
肌を保湿すると、どんな効果があるの?
保湿はもともと肌に備わっている外部からの細菌や刺激から守るバリア機能を保護する役割があります。
レーザーによりバリア機能が破壊された今、最後の砦になるのは保湿による肌の保護なのです。
僕は元々保湿することは少なかったんだ。
脱毛施術後、初めて毛嚢炎になった時に保湿をせずにいると、毛嚢炎の範囲が広がり、収拾がつかなくなり大変なことになりました。
その時に保湿の重要性を痛感したので、以降は積極的に保湿を行うようになりました。
空気加湿器の活用
医療脱毛後は肌が乾燥しやすくなっているため、肌トラブルが発生しやすい状況になっています。
肌を乾燥させないよう、保湿と共に空気加湿器を活用して、周囲の空気自体に潤いを与えましょう。
周囲の環境を変える方法だね。
保湿と一緒に行えば、効果倍増だね。
加湿によって空気が潤うと、外部から水分を取り入れることができ、肌の乾燥を防ぐことができます。
そうすることでさらなる効果が期待でき、毛嚢炎を含む肌トラブルに悩まされるリスクが減少します。
生活習慣を整える
生活習慣が悪化すると体内環境が悪化し、毛嚢炎が発症しやすくなるだけではなく、完治するまでに通常より大幅に時間がかかることがあります。
通常、肌の内部には水分があるため、ある程度の潤いを保つことができています。
レーザーによりバリア機能が破壊されることで、肌内部の水分が外部に出ていきやすくなります。
体調を整えることは、何においても重要だよね。
今までは外部からできる対策だったけど、今回は体内から作用する対策だね。
生活習慣が悪化すると、肌内部の水分が十分に蓄えられず、外部にも出ていきやすい状態になるので、常時乾燥状態になってしまうことがあります。
特にバランスの取れた食事と十分な睡眠を心掛け、健康な生活を目指しましょう。
洗顔をする
保湿をしたり、外部環境を整えたりすれば、それだけで十分とは言えません。
例え、十分に保湿を行っていたとしても、バリア機能が失われている状況自体は変わらないので、外部からの細菌や刺激に十分に対応できる状態ではありません。
ですので、外部からの細菌等、毛嚢炎の原因になるものを取り除かなければならないのです。
その一つの方法として、定期的に洗顔するという手があります。
汚れを落として、細菌を除去する対策だね。
これは僕頻繁にやっているよ。
顔面と、顔面に触れる可能性がある手を清潔に保っていれば、そうそう細菌が顔面に付着することは無いだろうという考えです。
僕は実際にこの予防法を実践してから毛嚢炎を発症していません。
毛嚢炎が発症した時の対処法
今までの対策を行っても、毛嚢炎になる可能性は0にはなりません。
毛嚢炎になる確率を下げただけなのです。
もし、毛嚢炎が発症してしまったら、どうすることもできないの?
やることは、毛嚢炎の予防対策とほとんど同じだよ。
基本的には、上で説明した以下4つのことをやらなければなりません。
- 肌の保湿
- 空気加湿器の活用
- 生活習慣を整える
- 洗顔をする
もし、さぼってしまった場合、さらにひどくなることがあります。
より早く治したい場合は、上4つに加えて、塗り薬を使用する手があります。
毛嚢炎になった時用に、リンデロンをもらったよ。
その中でもリンデロンという塗り薬がおすすめです。
リンデロンは脱毛施術を受けた際に、クリニックからいただきました。
毛嚢炎が発症した時に、やってはいけないこと
毛嚢炎が発症してしまったら、症状がひどくならないようにしなければなりません。
毛嚢炎が広がったら、大変だね。
目立ちやすいから本当に大変だよ。
以下の行為は毛嚢炎を悪化させるので、やめるようにしましょう。
- 毛嚢炎をつぶす
- 毛嚢炎部分を触る
それぞれについて簡単に説明します。
毛嚢炎をつぶす
毛嚢炎ができてしまったら、つぶそうとしてしまう人が多いです。
つぶした方が目立たなくなるんじゃ?
僕、つぶしたことあるけど、本当に良いこと無しだったよ。
毛嚢炎をつぶしてしまうと、毛嚢炎の痕が残ったり、周りに広がったりする可能性があります。
また、完治するまでの期間が長くなります。
毛嚢炎ができてしまっても、つぶさず放置しましょう。
毛嚢炎部分を触る
毛嚢炎ができると、気になって触ってしまいがちです。
はじめて毛嚢炎ができた時はめちゃくちゃ触っていたなぁ。
それで何か変化はあったの?
毛嚢炎がひどくなったよ。
毛嚢炎部分を触ると、手に付着している細菌が入ることでさらに悪化することがあります。
気になるとは思いますが、触らないようにしましょう。
実体験
僕は今まで肌の保湿をしたことがありませんでした。
(保湿無しでも肌荒れ自体がほとんど起こりませんでした。)
そんな僕が医療脱毛の初回の施術を受けた後、保湿をせずにそのまま放置していると、1~2日後にあご付近に赤い発疹のようなものが一か所にいくつもできました。
この時、これが施術員さんが言っていた毛嚢炎かと思ったよ。
この段階では、毛嚢炎について軽く考えていました。
普通にやってはいけないことをやってしまっていたんだ。
それはダメだね。
すると、毛嚢炎がひどくなり、完治に2週間以上かかりました。
2回目の施術前に施術員さんに毛嚢炎がひどかったことを伝えると、先ほど書いたような予防法があると聞きました。
2回目の施術が終わった後に、肌の保湿とこまめな洗顔を行い、肌のバリア機能の補助ととにかく細菌が付着しないように清潔に保ちました。
その結果、毛嚢炎は発症しませんでした。
予防法を早く知っておけば良かったな。
3回目以降の施術後に何度か軽い毛嚢炎が発生したので、加湿器の使用と食事と睡眠に気を付けるようにしました。
すると、毛嚢炎は発症しなくなりました。
これらが習慣づいたので、肌状態もよくなり、毛嚢炎とは程遠い状態になりました。
毛嚢炎になっても、最終手段リンデロンを塗布すると、早く治ったよ。
このように、毛嚢炎が発症しないように予防法を実施、万が一毛嚢炎を発症した場合でも、塗り薬を使用することで早く回復できます。
毛嚢炎に悩んでいる皆さんも試してみてください。
まとめ
「毛嚢炎になる仕組み・予防法」について書いてきました。
僕の経験とともに説明してきたけど、どうだったかな?
結局、清潔に保つのと、保湿が重要ってことだね。
僕も脱毛後は気を付けよう。
そうなんだ。
毛嚢炎は発症すると目立つばかりではなく、完治するまでに時間がかかるから、厄介だよ。
予防法がわかったので、発症する確率を限りなく0に近づけよう。
毛嚢炎はきちんと対策すれば、防げる可能性が高くなります。
毛嚢炎になると、目立つ上に完治までに時間がかかります。
特に脱毛後は肌へのダメージにより、バリア機能が失われ、外部からの刺激や細菌に対応できない状態になります。
毛嚢炎期間を長引かせたり、悪化させたりしないよう、毛嚢炎をつぶしたり、触ったりしないようにしましょう。
また、毛嚢炎にならないよう日々保湿・清潔を保ちながら、過ごしましょう。
この記事が皆さんの役に立てれば、幸いです。
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