髪を染めたいと思っているんだけど、染めたら髪が薄くなるって本当なのかな?
良く言われていることだよね。
詳しく見ていけば、その理由が分かるから、今から説明するね。
皆さんも、”髪を染めたら薄毛になる”と聞いたことがあると思いますし、実際に髪を染めたら抜け毛が増えた経験をした人は多いのではないでしょうか?
しかし、髪をガンガン染めても薄毛にならない人がいることも事実ですし、一回染めただけでかなり薄毛が進行したという人もいます。
“髪を染めると薄毛になる、禿げる“は本当なのでしょうか?
この記事では、髪を染めたことがある僕の経験とともに「髪を染めると薄毛になる真相と理由、対処法」について書いていきます。
“髪を染めると薄毛になる、禿げる”は本当?嘘?
結論から言うと、”髪を染めると薄毛や禿げを進行させる”は本当です。
ただ、元から薄毛になりにくい体質の方に関しては、直ぐに症状が出ないかもしれませんし、一生ふさふさなままでいられるかもしれません。
そのため、正確に答えると、“髪染めは薄毛や禿げを進行させる”がその影響は個人差があるということになります。
しかし、薄毛が進行するかもしれないと知っていても、以下のように髪を染めるメリットがあるため、誰もが一度は髪を染めてみたいと思うものです。
- おしゃれに見える
- 明るく見え、外見が2割3割増しで良く見える
- 簡単に垢抜けられる
しかし、髪を染める時は薄毛になりたくない、禿げたくないという思いを抱えながら、髪を染めることになります。
では、髪染めと薄毛の関係性について見ていきます。
髪を染めると薄毛になる原因
皆さん、”髪を染めすぎるとダメージが凄い”と聞いたことがあると思います。
確かに、髪が傷んでぱさぱさになりますし、頭皮にも良くないだろうと想像はできます。
この時に使用する1剤と2剤が頭皮に以下の影響をもたらします。
- 頭皮にダメージが蓄積される
- ヘアサイクルが乱される
- ヘアサイクルの残数を消費し、毛母細胞の寿命が短くなる
それぞれについて簡単に説明します。
頭皮にダメージが蓄積される
髪を染める際に、1剤と2剤を髪に塗りますが、それが頭皮に付着することで頭皮にダメージが与えられます。
このダメージはかなり大きく髪を染めた後にしっかり流したとしても、頭皮へのダメージは取り除けません。
ヘアサイクルが乱される
薬剤によって、ダメージを受けた部分は、ヘアサイクルが乱れます。
ヘアサイクルが乱れると、成長期の髪が強制的に退行期、休止期に移行し、髪が抜ける準備を始め、抜けていくのです。
その結果、髪の成長が妨げられ、細く、短い髪が多くなり、スカスカな状態になります。
薄毛には兆候があるから、進行を防ぐために早めに気づかないといけないね。
以下の記事を参考に、薄毛の兆候を見逃さないようにしよう。
ヘアサイクルの残数を消費し、毛母細胞の寿命が短くなる
髪を染めて一時的に、髪が薄くなったとしても、時間が経てば元通りになって安心した人は多いのではないでしょうか?
しかし、表面上では何も変わっていないように見えますが、実は裏では無視できない現象が起こっているのです。
それはヘアサイクルの消費です。
どういうことかと言いますと、髪は抜けたら一生生え変わるわけでは無く、その数に上限があるということです。
だからこそ、AGAを患った方で治療開始が遅い人は回復できないと言われていますし、一度寿命を全うした毛母細胞は死滅してしまうのです。
つまり、髪染めのよる頭皮へのダメージでヘアサイクルの消費が早くなり、ヘアサイクルの残数が0になった毛根からは一生髪が生えてくることは無いということです。
薄毛は放っておくと手遅れになる可能性があるよ。
以下の記事を参考に、手遅れになる前にきちんと薄毛対策をしよう。
髪染めで薄毛になるのは、一時的?永久的?
髪染めで薄毛になってから回復できるかどうかはヘアサイクルの消費量によります。
ヘアサイクルの残数があれば、元通りになりますし、残数が無ければ一生髪が生えてこなくなります。
ヘアサイクルは各毛根によって残数が異なっているため、髪を染めたからと言って、一斉に同じ場所が薄毛になるわけではありません。
髪染めで一時的に薄くなった髪が元通りになったからと言って安心はできません。
なぜなら、髪の寿命は確実に縮まっているからです。
特に若い頃はすぐに回復しますが、年を取ってから髪染めをした場合は薄毛になった部分が元に戻るかは祈るしかないのです。
よく若いころ遊びまくって、髪を染めたから禿げたと言われていますが、それはその通りで、若い頃にヘアサイクルの前借をした付けが来ているだけなのです。
薄毛が進行している時は自分が一番分かるよね。
だからこそ、しっかりと自分の髪と向き合うことを忘れないようにしよう。
髪染めで薄毛になりやすい人・禿げやすい人の特徴
髪を染めることで、皆が皆薄毛になったり、禿げたりするわけではありません。
しかし、薄毛になりやすい人や禿げやすい人がいるのも事実ですので、髪を染める前に自分が以下の項目に当てはまっているかどうかをチェックしてみてください。
- もともと猫毛で髪が柔らかく、細い
- 家族の中に薄毛の人がいる(特に母方の父)
- 何度もブリーチをしていて、既にかなりのダメージを受けている人
- AGAが発症している人
上記に当てはまっている人は髪染めによって、影響を受けやすいため、髪を染める際は覚悟しておきましょう。
薄毛の進行状態は抜け毛を見たら分かるから、まずは抜け毛を確認してみよう。
どうしても染めたい場合はどうすれば良いの?
どうしても髪を染めたい場合は、以下の事項を遵守すれば、薄毛進行を防げるかもしれません。
- 美容院のプロに行ってもらう
- ウィッグやエクステをつける
- 最小限の負担でできるものにする
それぞれについて簡単に説明します。
美容院のプロに行ってもらう
プロにお願いすることで、頭皮へのダメージを最小限に抑えながら、髪染めをすることができます。
慣れていない人がやると、頭皮に薬剤がつきやすく、頭皮環境の悪化につながり薄毛になる可能性が出てきます。
また、たくさんのお客さんを相手にしていて経験値が豊富なため、個人に合わせた柔軟な対応をしてくれるところもポイントです。
ウィッグやエクステをつける
ウィッグやエクステをつけて、イメチェンしましょう。
髪染めと違って手軽に行うことができ、黒髪に戻さなければならない時も髪染めが必要ありません。
また、気分次第でカスタマイズもできます。
ただし、長時間付けていると頭皮の雑菌が増殖し、頭皮環境悪化につながりますので、清潔な頭皮状態を保つことが重要です。
最小限の負担でできるものにする
複数の薬剤を使用しないような色を選択しましょう。
これにより、染められる色の選択肢が狭くなりますが、薄毛になるよりは良いはずです。
美容院で染める場合は、店員さんに相談するのも手です。
元々薄毛の人が髪を染めるとどうなる?
薄毛の人が髪を染めることは、正直お勧めできません。
元々何らかの原因で頭皮環境が悪化、または髪を生成する力が弱まっている状態で、さらに頭皮に負荷をかけることになるからです。
また、ヘアサイクルの残数もかなり少なくなっているため、髪染めで薄くなった部分が再び元に戻る保証はできないからです。
同様に、AGA治療をしている方も治療しているからと言って、油断して良いわけではありません。
少なくともAGAだと発覚して、治療開始してから初期脱毛によるヘアサイクルの消費を考えると、ヘアサイクルの残数はそれほど残されていません。
大切なヘアサイクルの残数を消費しないように、髪染めは極力控えましょう。
薄毛の人が髪を染めると悪化させるだけだよね。
悪化しすぎるとどうにもならなくなるよね。
以下の記事もあわせて見てみてね。
まとめ
「髪を染めると薄毛になる真相と理由、対処法」について書いてきました。
詳細について説明してきたけど、どうだった?
個人差はあるけど、髪染めで薄毛になる原理が分かったよ。
薄毛になりたくない人はむやみやたらに髪染めをするべきではないってことだね。
そうだね。
ただ人によっては若い内に楽しければそれで良いという人もいるから、考え方次第だよね。
皆さん、いかがでしたか?
髪を染めることで、薄毛の可能性が高まることが分かりました。
また、若い内は髪染めで薄毛になった部分が元通りになっても、年齢を重ねるとその影響が出てくることになるので、髪染めをする場合はその点に十分注意しましょう。
特に、既に薄毛の方、AGAを発症している方、髪染めの影響を受けやすい方は将来のことまで考えて、髪染めをするかどうかを決めましょう。
ただし、髪染めは自分の印象をかなり変えることができ垢抜けできる1つの方法なので、一度は経験してみても良いかもしれません。
髪染めのメリットとデメリットをしっかり考えてから判断しましょう。
この記事が皆さんの役に立てれば、幸いです。
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